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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】土星順行:大事の前の小事が大事

Saturn

3月25日から逆行に入っていた土星が、今夜から順行へ戻ります。ヒューマンデザイン的に見ると、そもそも土星は、3月25日の時点で「水天需(すいてんじゅ):自分なりのリズムに合わせる」の終わりにさしかかっており、次の卦である「山天大畜(さんてんたいちく):大きな力を制御する」へ入る寸前でした。ところが逆行を始めたため、「自分なりのリズム」の前の卦である「風天小畜(ふうてんしょうちく):小さな力を制御する」へ戻ってきたのです。つまり「大きな力を扱う」前に、「自分なりのリズム」に合わせ直し、「小さな力を扱う」ことを学び直せよ、という動きに読めるのです。

「大事の前の小事」ということわざがありますが、まさに今の土星の動きは「大きなことをやろうと思うなら、まずその前に、小さなことを大切にしなさい」とも解釈できます。さらに言えば「大きなことをやろうと思うなら、どうでもいい小さなことは省きましょう」とも取れます。ヒューマンデザイン的にこの位置には「ひとつのことの焦点を合わせる」という意味があるため、やるべきことひとつに集中し、その他の些末なことは放置しても致し方ない、という感じでしょうか。

僕自身の、3月25日以降の動きを見てみると、9月10月に受講予定のPTL4(ヒューマンデザイン・アナリスト養成の最終講座)という大事を見据えつつも、まだ読み込んでいない英文資料を延々翻訳し続けております。この期間は、遊び予定もほとんど入れず、お金も受講料と資料代につぎ込んできました。まさに大事を前にして、小事を省きつつ、小事に取り組んできた感がありますね。

ヒューマンデザインでは土星を「厳しい裁判官」のように位置づけています。恐らくこの逆行期間に、大事の前の小事をやり直しておかないと、これから取りかかる大事で失敗するか、裁かれるのではないでしょうか。

土星が満を持して「山天大畜(さんてんたいちく):大きな力を制御する」に入るのは、11月25日01:09ですから、それまでにもう一度、やるべきことに集中し、自分本来のリズムを取り戻すのが大切かと思います。まだ時間はあるのです……

 

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ロバート・レヴィーン「あなたはどれだけ待てますか?」

あなたはどれだけ待てますか―せっかち文化とのんびり文化の徹底比較

あなたはどれだけ待てますか―せっかち文化とのんびり文化の徹底比較

 

昨日、古書店にて「あなたはどれだけ待てますか」(絶版)を購入。社会心理学者の著者が、国や都市、文化による生活スピードの違いを分析した一冊で、単純な「スローライフは良いこと」という本でもありませんでした。たしかに忙しい生活は、ストレスや健康障害に至りやすいけれど、生きている満足度も高いと分析しています。まあ原書は今から20年前の1997年発売だし、分析結果も古びてしまっているでしょうが。

ところでヒューマンデザインでは(タイプにもよりますが)「決断するなら、いったん待ってください」とお伝えすることが多いのです。特に感情の波の激しい方には「感情の波が落ち着くのを待って、それから自分の本心を確かめてください」とお伝えしています。そうしないと、自分にとって間違った仕事に就いたり、間違った相手とつき合って酷いことになりますからと。ただ、それを言うと「え~、待つんですか~?」と面倒そうに言われるのもしばしばなのです。

なにしろ現代のスピード社会では「即断即決こそ素晴らしい」と褒めそやしていますし、長考が嫌われる場合もあります。また世の中の70%は、前へ進むエネルギーに満ちたジェネレイタータイプですから、いったん停止するのが苦手でもあるようなのです。

Shibuya

たとえば横断歩道で観察していると、まだ赤信号なのに、早く渡りたくてうずうずしている方を沢山見かけます。そこで5秒、10秒早くスタートしたからと云って、さほど人生は変わらないだろうとは思うのですが、身体が前に進みたがっているんですよね。そういった方が「待つこと」を会得するのは、なかなか難しいのかもしれません。

またネットショッピングで「これ欲しい!」と思った瞬間、購入ボタンを押すのを2、3日待てるかということですね。もちろん売る側もそれを見越して「本日限り!」「限定××個のみ入荷!」とこちらの購買意欲を煽る売り文句を出してきますから、それに飲み込まれてしまうこともあるでしょう。

まあ、お財布に痛くない程度の衝動買いなら、試しにその衝動のままに買ってみて、実際どうだったか、実験してみるのも良いと思います。その瞬間はすごく欲しかったのに、実際モノが届いてみたら、確認しただけで押入にしまいっぱなしとか、後からもっと安く売っているお店を見つけた、一週間後にもっと安くて高性能の新商品が出た、なんてこともありますしね。(そしてそれを避けるためにネット情報を漁りまくるという)

しかし正解が見えにくい、人生のもっと大きな決断……就職や転職、結婚や離婚をする際にも、自分は待てばいいのか、どれくらい待てばいいのか、待った後で何を頼りに決めればいいのか、ということもヒューマンデザインでは割り出せるのです。人生で迷いの多い方、待たずに失敗してばかりの方は是非、個人リーディングをどうぞ。

 

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【日常】そろそろお盆なので……

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朝起きたら、久しぶりの曇天。気温も低めだったので、今日のうちにと市営霊園までお墓掃除に。自転車を小一時間漕いで現地に着き、ひととおり作業を終えてもまだ10:00。汗もあまり掻かず、作業も楽でしたが、帰り道では陽も射してきて、やっぱり朝の内に行って良かったなあと。元来ナマケモノなので、今日の仕事はもう終わり。このまま午後は寝て過ごしてもいいんじゃないかな……

【ヒューマンデザイン】4つのタイプが欠けたとしたら?

Four Bottles

今朝、ヒューマンデザイン仲間の花山りり香さんのツイートを拝見して、なるほどその考察は面白い……と思いました。ヒューマンデザインでは、人類を大きく4つのタイプに分類しています。世の中は、70%の働き者=ジェネレイター、20%のガイド役=プロジェクター、9%の王様=マニフェスター、1%の警察官=リフレクター、で構成されている、としているのです。これがそれぞれ全くいなくなってしまったら?欠けてしまったら?という想定をちょっと書いてみましょう。

Workers

想定①働き者=ジェネレイターがいない場合:今の文明世界は無いでしょうね。70%ものジェネレイターがいたからこそ、人類はこれだけ子孫を増やし続け、建物を造り続け、インフラを維持し続け、文明を発展させられたのだと思います。他の3タイプは、ものを作るタイプではないので、これほど多くの人口も建物も作れないし、必死に文明を築いたとしても維持するだけのスタミナが無いはず。働き続けるジェネレイターがあっての物質世界ですよ。ただ他の3タイプから見ると「こんなに沢山作らなくてもいいんじゃないか……」と思うかもしれません。

Slave

想定②ガイド役=プロジェクターがいない場合:これは古代から近世にかけての、王様=マニフェスター働き者=ジェネレイターを奴隷にしていた時代ですね。王様が「やれ」と命じたことを、働き者が実行していた、ハードなリーダーシップの時代です。ガイド役=プロジェクターは「是非、あなたに導いてほしいんです」と招待されてから人々を導きますが、そういったソフトなリーダーシップが欠けてしまえば、古い時代に逆戻りです。僕自身は王様タイプなので、古い時代の方が気分が良かったかもしれませんが、もう王様が命令してどうこうできる時代ではないし、現代のリーダーは、20%のプロジェクターなのです。

Waiting

想定③王様=マニフェスターがいない場合:だったら、ああせいこうせいと言う、9%の面倒なマニフェスターがいなければ、のんびりやれるじゃないかと思いますよね。ところがマニフェスター以外の3タイプは、自分から動きだせないのです。ずーっと待機状態。のんびりしたまま。現代の王様は、命令する権限こそ失ったものの、「さあ、やろう!」「始めよう!」とものごとを発動する力はあるのです。スイッチを入れてくれるマニフェスターがいない、というのも、これまた困った事態になるでしょうね。

Motorcycle Police

想定④警察官=リフレクターがいない場合:残り1%は、警察官です。実は、花山りり香さんも、珍しいこのタイプです。街全体や会社全体を観察して、危機が訪れたら、炭鉱に連れて行かれたカナリアのように警告するとも言われています。この警察官がいなくなったら、もう無法地帯ですよ。残りの3タイプだけでは、全体がおかしくなったことに気づけない。破滅に繋がりますね。だからこそリフレクターが出てきた時は、大事になるわけです。警察官ですから、出番が無い方が平和ですけれど、やはり常時いてもらわないと困るのです。

このようにヒューマンデザインの4つのタイプは、それぞれの役割を表しています。もちろん働き者ガイド役・王様・警察官以外のたとえ方もできますし、また別の見方については⇩こちらの記事をどうぞ。

 

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【夢日記】叡智を失い、怒り、叫ぶ

Tired angry cat

昨夜の夢。僕は、街をぶらぶらしながら、駅近くの踏切を渡ろうとしていた。すると踏切の向こうから、怒りに満ちた女性が奇声を発しつつ歩いてくる。しかもその女性は、髪は長いものの、頭頂部から額にかけてごっそり毛が抜けており、まるでざんばら髪の落ち武者みたいだった。僕は思わずぎょっとしたが、よく見るとその女性の背後から、パートナーらしき男性が怖々ついて来ている。二人はケンカをしたんだ。そしてこの痴話喧嘩は二度目だな……と思ううち目が覚めた。01:29。

ドリームブック 夢辞典(改訂増補新版)

ドリームブック 夢辞典(改訂増補新版)

 

実は「痴話喧嘩」というモチーフも時々見るんですよ。2015年7月22日とか2015年9月8日とか。でも今までの夢に出てきた「痴話喧嘩」は、距離が離れていたものの、今回はものすごく間近で起こったんですね。「これは二度目だろう」という確信も意味深。自分の中の男性性・女性性がケンカしているならまずいのですが、知り合いの誰かが激しいケンカをしたようにも思えます。女性が愛想を尽かし、男性はおろおろしながらもその女性に依存している……みたいな。

ちなみに「頭髪」は、頭頂にあるクラウン・チャクラから流れ出る叡智、という夢モチーフだそうです。となればその女性は、叡智を失い、錯乱状態にあるのかもしれません。「踏切」は、仕事上の進路である「線路」を渡るものであり、仕事上のチャンスを待つ「駅」の近くでもありました。もしかすると仕事関係の繋がりで、ケンカしたカップルがいるのかも。先日書いたように、火星がフルパワーの位置にありますから、パートナーシップを破壊するようなケンカがあっても不思議ではないのですが……