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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

バンテ・H・グナラタナ「マインドフルネス 気づきの瞑想」

マインドフルネス

マインドフルネス

 

スリランカ出身の仏教指導者バンテ・H・グナラタナの「マインドフルネス 気づきの瞑想」を購入しました。本書は、仏教に根ざしたヴィパッサナー瞑想法を説いた本で、観る(パッサナー)、気づく、ということを主眼に置いています。

瞑想とは、超能力を得ることや現実逃避ではなく、短時間で為し得るものでもなく、「事実をあるがままに観る」ことを目指した生き方であり、期待しない、無理しすぎない、焦らない、執着しない、手放す、受け容れる、穏やかになる、盲信せず自分で調べる、問題をチャレンジと観る、考えこまない、比べない……といった心の姿勢を挙げています。

勿論、座った姿勢での瞑想についても詳しく書かれていますが、より重要なのは気づきを得ることによって、やるべきことを思い出す、物事をありのままに観る、あらゆる現象の本質を見抜くことだとも。

自分自身、日常生活でイラつきそうになったとしても、瞑想的に見方を変えたり、イライラの本当の原因は何なのかに気づくと、それを鎮め、心穏やかに過ごせるようになりつつあります。全編、とても優しく、易しい言葉で書かれているので、心の平穏が乱れた時は、ふとページを開いて読み返したくなる一冊ですね。

実は、他にも瞑想本を併読しているので、それについてもまた後日。