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作家 ヒューマンデザイン・システム認定プレアナリスト+LYDガイド 市川丈夫のBlog

J.L.ボルヘス「七つの夜」

七つの夜 (岩波文庫)

七つの夜 (岩波文庫)

 

1977年、ボルヘス77歳の7夜講演録。各夜の主題は「神曲」「悪夢」「千一夜物語」「仏教」「詩」「カバラ」「盲目」と、いかにもボルヘスらしいテーマが並ぶ中、今夜は「悪夢」を再読。

妙に納得したのは、夢の記憶は、夢を完全に再現したものではなく、夢を語る時には、虚構の作品の如く、見た者の想像力が加味されるとのくだり。覚えている夢の断片を、自分の想像力で繋ぎ合わせる感覚は、確かにあるので、このBlogで語られる夢日記も、話半分程度でお読みください……

それにしても講演直前になって取りやめられ、結局語られることの無かった主題「アレクサンドリアグノーシス派」も聴きたいところ。ボルヘス自身、この七夜で語った主題を「さんざん私に付きまとってきたテーマ」と評していますが、僕自身に、そう言えるだけのテーマはあるだろうか……などと、ぼんやり考えてみたり。