NO PLAN NOTE 

ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

ルドルフ・シュタイナー「人間理解からの教育」

人間理解からの教育 (ちくま学芸文庫)

人間理解からの教育 (ちくま学芸文庫)

 

文庫化された「人間理解からの教育」を購入。英国での、シュタイナー教育(ヴァルドルフ教育)の教員向け講義録で、アストラル体などの用語も散見されますが、神秘学の趣は薄め。

実際にシュタイナー教育がどのように行われていたかについては疎いのですが、時間割が無く、ひとつの対象を数週間かけてじっくりと学び、それからまた別の対象を学んでいく……と云うエポック授業は興味深いですね。子供の頃の僕がそんな授業を受けたら、どう感じるだろう。対象によって、たまらなく楽しいか、延々と苦痛を感じるか、かも。

あとがきによると、「モモ」の作者ミヒャエル・エンデシュタイナー教育を学び、編み物、靴の修理、園芸、測量と云ったエポック授業を楽しみ、両親に対して「留年してもっと学びたい」と願う手紙まで書いているそうで、このあたりのエピソードも、他書で読んでみようと思います。

「モモ」を読む―シュタイナーの世界観を地下水として (朝日文庫)