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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【日常】「幻想芸術展 -東京- 2013」

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昨日は、有楽町・交通会館ギャラリーで催されている、IFAA(国際幻想芸術協会)「幻想芸術展 -東京- 2013」へ。久しぶりにお会いした浅野信二さんと、今回の出展「夜の歌」の前でしばし談笑。

僕は、絵画を語る言葉なんて持っていないのだけれど、多くの図象が散りばめられた「夜の歌」を拝見していると、タロットの絵を読み解く時のように、様々な解釈が思い浮かんで来たり。墓穴の上に浮かぶ女性は、墓から出てきたのか、それともこれから入るのか、墓穴の底は見えないけれど、もしかして他の屍体や棺があるのだろうか、なぜ剣は喉に刺さっているのか、なぜ一本だけなのか、なぜ女性は穏やかな表情で剣を受け容れているように見えるのか……等々。

さらに浅野さんからお話を伺うと、右側の構造物は飛行船の係留塔だそうで、中央の教会にしろ、左側の壁にしろ、どれも人間の容れ物ではなく、ただ墓穴だけが人間を受容するシンボルである……とか。

図象から、隠された意味をくみ取る力は、タロットの結果や、占星術上の星の位置を読み解く力にも繋がり、ひいては人間や社会を深いレベルで理解する力にも繋がる、と思うのです。たぶん、これからの僕には、その力が必要となるはず。今までより、ずっと。