今日は、午後から乃木坂へ。国立新美術館「貴婦人と一角獣展」に行って来ました。メイン展示は1500年頃作の、6枚の巨大タペストリー(最大377cm x 473cm)。それぞれ貴婦人、一角獣、ライオンその他の動物、侍女等が織り込まれ、人間の五感を表した5枚と、それらを超越した「我が唯一の望み」から成る連作です。
タペストリーの前に立つと、美術品として愛でるより先に、工芸品として、これを完成させるのに、どれほどの人員と時間がかかったのか、そちらの方が気になってしまいましたが、それも仕方なし。また同時代の装飾品やステンドグラスの一部等も展示され、中でも、新約聖書の放蕩息子の旅立ちを織ったタペストリーに惹かれました。
展示を見終わった後は、館内カフェで一服。「渋カフェ」で読んで以来、一度来てみたかったけれど、渋いどころか、超近代的で、東京はすごい所だな~と口あんぐり。(手すり奥のガラスに人が映り込んでしまった……)
「貴婦人と一角獣展」は7/15まで。(火曜休館)
7/27から大阪・国立国際美術館でも展示されるそうです。是非是非。