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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

キャロル・S・ピアソン「英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー」

英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー 12のアーキタイプを知り、人生と世界を変える

英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー 12のアーキタイプを知り、人生と世界を変える

 

新刊「英雄の旅 ヒーローズ・ジャーニー」を購入。新刊と云っても原書は1990年発売。人生を英雄の旅になぞらえ、自分の中に、ユング心理学の12アーキタイプ(元型)がどれだけあるか、それぞれのアーキタイプがどの段階にあるのか等について記されています。

自己分析には、HMI(英雄神話指標)と呼ばれるテストを用い、巻末に掲載された72問に答え、各アーキタイプの得点を集計します。勿論、どの設問がどのアーキタイプに対応しているか、事前に確認するのはアウト。

早速HMIを集計したところ、自分の分析結果(30点満点)は、賢者28点、創造者28点、道化24点、魔術師23点、戦士22点、求愛者20点、幼子20点、探究者19点、破壊者19点、統治者17点、援助者16点、孤児14点でした。

一番得点が高い賢者は、頭が良い人と云う意味ではなく、知識を深めたがる人。これが不健康な影(シャドウ)の状態に陥ると、批判的になったり、自分を認めてもらいたがったりするので、主観的な考え方に執着せず、他人から認めてもらいたい気持ちも手放すことが大切だとか。

同じく最高得点の創造者は、単に作品だけでなく、自分自身の人生を創造する人。これも最良の状態になるには、魂が望むものを、自我とのバランスを取りつつ作れと。

また12アーキタイプは、人生の3段階……自我、魂、自己に分類され、自分の場合、自己グループ(賢者、道化、魔術師、統治者)が最も得点が高く、つまり今現在は、自己の力を自覚し、世の中に自己を表現する時期だとか。正直、設問式の心理分析は、その時々によって答えが変わってしまうので、さほど信頼はしていませんが、実際やってみると結構納得できました。もっと読み込んで、影(シャドウ)に落ちないよう、気をつけねば……