自分へのクリスマス・プレゼントその2。15世紀イタリアで、ヴィスコンティ家のために作られたと言われるヴィスコンティ・タロットを購入しました。制作は1450年あたり?(諸説あり)
ヴィスコンティ版は、9バージョンあるそうですが、今回手に入れたのは、ベルガモ・パック or スフォルツァ・タロットと称されるモノ。※ベルガモのコレオーニ家に一部収蔵されているため、またはミラノ公フランチェスコ・スフォルツァが成立に関わっているらしいため。
中世の趣があふれるカードには、金のエンボス加工が施されています。現存していなかった悪魔、塔、剣の3、コインの騎士が後代のデザインのはず。タロットカードの源流を眺め、中世に思いを馳せています。紙はやや薄い気がするので、ハードに使うとよれるかも。まあ毎日使うつもりはなく、あくまで資料用に買ったので、かまいませんが。
同じくヴィスコンティ版で、女騎士4枚、女小姓4枚も入った全86枚タロット、いわゆるキャリー・イェール・パックも、そのうち買いたいなと。現存するタロットの中では、最古(1428年説)か?こちらもタロット史的に重要なので、手元に置きたいところ。収集は続く……