今日は久しぶりに「占星学とカバラ」を再読。この中にある天王星オポジションのくだりを読み直し、そこからまた別の本を読んだりして小一時間……。
天王星は、太陽の周りを約84年かけて一周します。この半分=約42年が過ぎると、天王星はホロスコープ上で自分が生まれた位置の180°反対側の位置に来ます。これは天王星オポジションと呼ばれ、人生の折り返し点として注目される時期になっているのです。
本書では、この天王星オポジションこそ「中年の危機」と呼ばれる時期であり、混乱はあるものの、人生の方向性を改めるチャンス期でもあるとしています。この時期に良い成長を遂げないと、肉体が衰えるまま、心理的にも死んでしまうと。
実際、42歳ともなれば、人間いろいろ考え始めるものです。今の仕事を続けてもいいのか、今のまま独身でいいのか、今の生活習慣を続けてもいいのか等々。そこで考え過ぎるあまり、過去の人生にぞっとしたり、将来を案じて不安になることもあるでしょう。
僕の天王星オポジションを計算してみると、2011年5月11日になっています。この日を境に、僕は人生の後半に入ったわけですが、あまり明確な区切りは感じておりません。ただ微妙に、それまで親しんできた遊びから興味が薄れ、徐々に今の位置に近づいてきたのは確かです。 その日からバキッと変わったと言うよりも、人生の色がグラデーションをつけてだんだん変わった感じですね。
トランジション ――人生の転機を活かすために (フェニックスシリーズ)
- 作者: ウィリアム・ブリッジズ,倉光修,小林哲郎
- 出版社/メーカー: パンローリング
- 発売日: 2014/03/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ただ、こちらも以前読んだ「トランジション」では、変化の時期は中年期だけにあるのではなく、人生には常に変化と安定のリズムがあるとしています。星占いに抵抗がある方にはこちらの方が受け容れやすいでしょうか。
僕自身も「常に変化はある派」なんですが、恐らくこれも個人差があって、ウラヌス・オポジションのような時期にがつっ!と大きな変化が出る方もいれば、常に変化を経る方もいるのでしょう。
折りしも来週は星が大きく動く時期ですし、天王星が逆行を始める(12/22まで!)時期でもあります。来週を境に何か変化があるかどうか、確かめてみるのも面白いと思いますよ。中年じゃなくてもね。