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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】ひとつの真実に酔えるか、醒めた他視点で迷うか

先日受講したPTL3でのお話。個人的に一番刺さったのは「視点にも個人差がある」ということでした。ものごとを一面的に見るのか、様々な可能性を多面的に見るかも、生まれ持った個性なのだそうです。基本的には世の中の60%近くの人が、ものごとを一面的にしか見れないのだとか。と聞くと、なんだか悪いことのようにも思えますが、さにあらず。一面的にしか見ないからこそ、自分の見方を信じることができ、迷いもなく行動できるのです。

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たとえば誰かを好きになった時、その人を一面的にしか見れないからこそ「あなたこそ運命の人」と信じることができ、結婚もできると。自分のものの見方に酔えるゆえ、相手にも酔えるのです。ところがものの見方は、人生の転換期(30歳、42歳、50歳前後)を経て変化する場合があります。すると20代で恋愛に酔って結婚した相手も、30代になると多面的に見られるようになり、今まで目に入らなかった真実に気づいて「こんな人だとは思わなかった」と熱が冷めてしまう。(一生涯、お相手を一面的に見続ける人ならずっと恋愛感情を保てるかもしれませんが……)

そう考えると、やはりものごとを一面的に見るのは失敗が多いようにも感じます。しかしもし恋愛に酔える人が少なかったら、世の中には子供も増えていかない。ひとつの真実に酔ったからこそ、達成された偉業も多々あるのです。「いつか月面に着陸するぞ」「いつか人種差別をなくしてみせるぞ」という信念も、ある種の自己陶酔がなければ無理だったのではないでしょうか。ヒューマンデザインでは、そういった個性も分析できるのです。

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~

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一方、世の中の約30%の人々は、多面的にものごとを見られるよう生まれついています。 この人々は、複数の可能性を捉えるため、あまり失敗はしないかもしれません。ただ多面的な視点を持つと、幾つもの可能性を見てしまうため、どれが真実か分からなくなるのです。ちょっと好きな人ができても「本当にこの人でいいんだろうか」「自分にはまだ見えていない真実があるかもしれない」と慎重になり、恋愛にも酔えない。結果、一人の相手を選ぶことができず、いつまで経っても結婚に踏み切れないということもあり得ます。 

で、自分の場合、この多面的な視点の持ち主なのです。たしかに恋愛はもちろん、自己陶酔に浸ることはないんですよ。しかも自分の場合、30歳、42歳前後の転換期を経ても、ずっと変わらず多面的視点のまま。おかげでこの年まで醒めた人生を送っているのです。まあ、世の中にはそういう冷静な人間も必要ですからね(^_^;)

ところが50歳前後の転換期になると、初めて一面的にものごとを見る部分がプラスされてくるのだとか。もうすでにその影響下にはあるため、この年になってようやく「これが真実だ」「これが運命の相手だ」と思い込める力が付加されたようなのです。さて実際、何を真実と思い、誰を運命の相手だと思い込むのでしょうか。ちょっと怖い気がしますね、ものごとに酔うのは……

 

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