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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】一人一人を異文化と思えばいい

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昨日の勉強会では、ヒューマンデザイン的なコミュニケーションについて学びました。その人の出生チャートを見れば、コミュニケーション能力が安定しているか不安定か、感情を話すのか思考を話すのか等、その人独特の伝え方も分かるのです。

僕の場合、コミュニケーション能力は安定し、他人の話をじっと聴く力を持っています。また相手から内緒話を引き出す力もあるので、どちらかと言えば聴き役ですね。また、他人から求められてもいないのに思考でアドバイスすると「何言ってんのこの人?」と奇妙に思われるのだとか。まあこのあたり実際に経験もしたので、尋ねられてから答えを返すようにはしております。

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また一般論として、コミュニケーションをする場合、相手に対して善悪のジャッジを下してはいけないという原則があるそうです。自分とは異なる考え方や習慣に対して「えー、信じられない!」「そんなの間違ってる!」と決めつけてはいけないってことですね。自分と違うからといって悪ではないし、自分と同じだからといって善でもないのです。

ヒューマンデザインでは「すべての人はみんな違う」と云う大前提なので、誰もが独自の文化を持っているとも言えます。ある意味、日本人同士の、一対一のお付き合いも異文化コミュニケーションと思えばいいかもしれません。

たとえばあなたの恋人を、外国の方だと考えてみたらどうでしょう。あなたは恋人の話し方や、愛情の伝え方に違和感を覚えているかもしれませんが、相手にとってはそれがまったく自然だったなんてこと、よくありますよね。でも相手は他人であり、異文化の人。あなたと同じようには振る舞ってくれない……と思えば、恋人へのイライラも少しは減るのではないでしょうか。

(それでも本当に不健康な人からは、ネガティヴなものを受け取ってしまうので、よくよくご注意を)

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日本人のあなたから見て、イモムシを食べるオーストラリアの先住民が奇異に見えるように、向こうからすれば、白魚の躍り食いをするあなたが不気味に思えるかもしれません。でもその文化の差に善悪は無いはず。原始的・文明的という優劣も無い。自分とはあまりにも違う人と出会った時に「私はイモムシを食べないけど、まあそういう人もいていいよね」と思えるかどうかですね。

もちろん相手が「俺と異なる文化は悪だ、滅びてしまえ」とか「私と同じ文化になりなさい」という文化を持ってしまうと困ったもの。実際それで滅んだり、吸収同化されてしまった文化もあるわけですから、笑い事では済まなくなってきます。

そして僕たち一人一人が、周囲の人からそういった押しつけ=条件付けを受け、また逆に周囲の人へ条件付けを押しつけているのです。

ヒューマンデザインは、あなた独自の文化がどんなものか分析し、どのような文化的侵蝕=条件付けを受けているかを解き明かします。是非、世界でたったひとつの、あなたという文化を大切にしてください。