今日は午後から散歩に。都営新宿線・森下駅からスタートし、古書ドリスさん等、深川界隈の古書店さんを巡ってきました。しかし特に欲しい本が無く、一冊も買わないまま、いつもの如く富岡八幡宮、深川不動にお参りし、カフェデザールPicoでアイスコーヒー+パンプキンプディングでまったりするというお決まりコースを経て帰宅しました。
ただ今日はその散歩が、地味ながらもスムーズだったんですよね。なんとなく横断歩道にたどり着くと、ちょうど信号が青になったり、お賽銭を出そうとすると、ちょうど必要なだけの小銭がお財布の中にあったり。喫茶店に行っても、自分的に一番落ち着く席が空いてたり、雨が降りそうだったけど降られる前に帰宅できたり。欲しい本が無かったのも不運そうに聞こえますが、実はあまりお金を持っていなかったので、むしろ欲しい本と出会わなくて良かったなと。
「なんだそんなことか」と言われそうですが、そんなことすらスムーズに行かない時もあるものです。散歩のリズムと信号のタイミングが噛み合わなかったり、お賽銭の小銭が無かったり、喫茶店で騒がしい人の隣席に座ったり、駅を出た途端に雨に降られたり、とかね。お金が無い時に限って、前々から欲しかったモノを見つけてしまう、なんてこともあると思います。
そういや20代のサラリーマン時代、九州出張から飛行機で羽田空港に戻ってきたら、僕の手荷物をどこかのおっさんが間違えて持って行ってしまい、しばらくそれを探して右往左往したことがありました。ようやく荷物が戻り、池袋の部屋に帰ろうと思ったら、事故で山手線が30分以上止まり、いったん京浜東北線で赤羽に行き、そこから埼京線で池袋に戻り、いったい俺はいつ自分の部屋に帰れるんだろう……という、大事故でもないんだけどスムーズではない夜を過ごしました。あの時は、会社の営業ノルマと、原稿の締め切りのダブル・プレッシャーも受けていましたし、ほんと、流れの悪さを実感しましたね。
- 作者: チャーリーンベリッツ,メグランドストロム,Charlene Belitz,Meg Lundstrom,菅靖彦
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そういった日常から、自分が今、良い流れ(フロー)に乗っているか、悪い流れに乗っているかに気づくんじゃないかと。そしてささいなことでも、良い流れを見つけて喜べると、普段の生活も楽しくなるんですよね。小さな幸せに気づく方が難しいけれど、意外と自分の周りには沢山の喜びがあるもんです。今日はもうひとつ地味ながらも嬉しい感覚があったけど、それはまた明日の日記にて。