昨夜の夢。僕の頭上を、紫色の蝶々のようなデーモン(魔物)が飛んでいた。すると目の前に「デビルマン」が現れ、空中のデーモンを捕まえるや、地上めがけて頭から逆さ落としにして退治した。ところが大地に叩きつけられたデーモンは、若い女性の姿に変わり、はっ!としている。どうやら呪いか何かでデーモンに変えられていたんだな……と思ったあたりで目が覚めた。06:52。
まず「蝶」は、高次の姿に生まれ変わったものを表すそうですが、実はデーモンだったので、見た目は素晴らしく見えるけど本当は魔物、って感じですかね。いや実際そういう人の方が厄介ですよ。見た目いかにも悪人に見える人よりも。「紫」は知恵や知識を表す色なので、頭が良いふりをしている人とかね。
「デビルマン」はその逆ですよね。見た目は悪者っぽいんだけど、実はイイ奴。そんな「デビルマン」が「蝶」を「落とす」=状況をコントロールさせなかったり、エネルギーを低下させることによってデーモンとしての力を失わせ、元の真人間に戻すと。
デビルマン大解剖―永井豪誕生70年記念 (SAN-EI MOOK)
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ところで英語圏で言うところの「デビル」と「デーモン」には、明確な違いがあるように思うのです。「デビル」は魔方陣で呼び出されて人間の欲望をかなえてくれるけど、代償を要求する。 ただしコミュニケーションは取れるし、交渉も可能。その代償は厳しすぎる、もっとマケてくれと頼めば「ほほう、人間にしては生意気な口を利くものだな」とか言いつつ、案外応じてくれるんじゃないかと。
対して「デーモン」は交渉不可。破壊と殺戮の権化なので、コミュニケーションが成立しない系ですね。例えて言うならゴジラとかね(子供の味方になってくれる良い子のゴジラではなく本来の水爆怪獣の意味で)。
そう考えると、話の通じるデビルが、話の通じないデーモンを倒す夢だったというのも意味深ですね。毒をもって毒を制す。さて僕自身はデビルなんでしょうか、デーモンなんでしょうか。それとも自分の中にその両方がいて、葛藤しているんでしょうか。
実は僕の周囲にも、話の通じないデーモン的な人がいるので、それなんじゃないかとも思ったり。答え合わせはそのうちに……