昨夜の夢は、まるで戦争映画だった。どこかの街に、砲爆撃でぼろぼろに崩れかけた建物が見える。その地下には、追い詰められた敵兵がまだ立て籠もっているらしいが、姿は見えない。僕はその建物を攻める側で、明日には火炎放射器で中にいる兵士たちをあぶり出すと聞かされた。
ところが暗くなると、夜空の雲にちらちら動くサーチライトの灯りが映った。どうやら追い詰められた敵兵たちが、夜陰に乗じて逃げだしているようだ。
僕は、逃がしてなるかとプロペラ式の戦闘機に乗り込み、中華街のような通りを超低空で飛んでいった。あたりは急に明るくなって青空が広がり、眼下では慌てふためく人々の姿が見える。近くには海岸と青い海も広がっていた。でも敵兵に追いついたわけじゃない。ちゃんと覚えているのは、そのあたりまで。00:26。
まず「戦争」は、人間関係から生じる内的葛藤を表すそうです。状況を平和裏に解決したくても、打開策が打ち出せなかったり、相手に敵意を持たれてしまったり、あるいは大人数が関わるため解決が難しかったり、様々な困難があると。
「建物」は自分自身か、あるいは今まで築いてきた人間関係なんだとか。戦争によって荒廃したのは自分なんでしょうか、人間関係なんでしょうか。しかも敵は「地下室」=自分を抑圧して姿を見せず、コミュニケーションを取ろうとはしていない。それも自分自身が無意識の地下に立て籠もっているのか、相手が遮断しているのか。こうなったら「火」=神聖なエネルギーで焼き払うしかないんですかね。そういや以前も「火炎放射器」の夢、見ましたっけ。
ところが相手は「闇」=はっきりしない状況のまま、逃げだそうとしている。それを「飛行機」=精神的な高みに上がって追いかける。人の表情が見えるくらいの超低空飛行でしたから、それだけ状況がつぶさに見えるのかもしれません。空も海も「青」=精神性を表す色でしたし。ただし「敵」=自分の未知の部分という解釈もあるので、逃げようとした自分を自分自身で追いかけているのかも。
うーん……実際、立て籠もっている人に覚えはあるけど、自分自身が逃げ出している、と言われればそれもそうかも。なかなか解釈が難しい夢でした。