昨夜の夢。僕は、うさん臭い自己啓発セミナーの集会場に乗り込んでいた。壇上では、主催者がエラそうに喋り、参加者たちはそれを洗脳されたようにおとなしく聞いている。
その主催者はインチキだぞ!と叫ぼうとした途端、背後からセミナー側の人間が、僕の左右のこめかみに親指を押し当ててきた。するとまるで秘孔でも衝かれたように、僕の視界がどろ~んと歪み始めたのだ。いかん、これも洗脳だ!と気づいた僕は、相手の手をつかみ、その親指をへし折ろうと思いっきり力を入れた。しかし相手の親指は、関節など無いかのようにぐにゃりと曲がり、痛がる様子もない……と思ううち、目が覚めた。01:02。
- 作者: ジリアン・ホロウェイ,柏倉美穂
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2008/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「指」は指紋=個性を表し、特に「親指」は意志を表すそうです。なるほど、親指がぐにゃぐにゃなのは、自分の意志もしっかりしていない人ってことですね。それじゃあ他人の言いなりになったり、洗脳もされますわな。そういう人と戦うことになるんでしょうか、どうなんでしょうか。
実は高校時代の同級生が、卒業後すぐ、怪しい自己啓発セミナーに引っかかり、クラスメイトみんなを勧誘して迷惑をかけた、という事件があったんですよ。高校時代の彼は、クラスでも一番明るいタイプで、「夕焼けにゃんにゃん」(懐かしいなあ)の観覧に行き、テレビカメラに向かって陽気にピースするような人でした。その彼が突然、神について語り出した時は、おいおいどうしたと思ったものです。まだオウム事件より前の、80年代末ですよ。僕は、自己啓発という言葉すら知らなかったので、うわ~、そういう人たちがいるんだ~とずいぶん驚きましたね。まあ、たとえ強固な意志を持っていても、洗脳側のテクニックにかかれば、どんな人でも洗脳されちゃうんでしょうが……
そんなことを久しぶりに思い出した夢でした。今、彼どうしてるかなあ……