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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

「ロジャース クライエント中心療法」

ロジャーズ クライエント中心療法 新版 --カウンセリングの核心を学ぶ

ロジャーズ クライエント中心療法 新版 --カウンセリングの核心を学ぶ

 

心理学者カール・ロジャースのカウンセリング手法に興味が沸いたので、入門書的な「クライエント中心療法」を購入。自分はセラピストではありませんが、ヒューマンデザインを通じて他人から相談をされることもあるので、触れておきたいなと。

中でもグループ・セラピーにおいて「自分の本当の感情を表現するために、日常かぶっている社交的な仮面を脱ぐプロセスがある」というのが興味深かったですね。

ヒューマンデザインで見ると、僕の人生のキーワードは「仮面」です。「仮面を付けて人生の役割を演じきる」「仮面を付けた相手と出会う」「相手の仮面を剥がし、自分の仮面も剥がされる」と言われています。たしかに自分は、感情を露わにすることは滅多に無く、仮面を付けているのかもしれません。しかも「仮面を付けることに罪悪感は無く、他に選択の余地はない」とも言われているので、こうして生きるしかなかったのでしょう。ただいつか、仮面を外して自分の感情を吐露する時が来るのかな、それが自分のセラピーに通じるのかな、とも考えたり。

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉 (岩波現代文庫)

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉 (岩波現代文庫)

 

まあ心理学的に、もっと「仮面」というタームを探求するなら、ユング方面でしょうか。自分がどのような「仮面」=ペルソナという衣装を付け、それによってどんな役割を期待されるのか……それが50歳前後の転機で、明らかになるのかもしれません。