精神分析家R.D.レインの「引き裂かれた自己」を読了。統合失調症についての著作ですが、自分もシゾイド的なパーソナリティ(親密な関係を求めず、孤独を好み、よそよそしい)があると自覚しているので、かなり参考になりました。特に、面倒な相手を石に見立てて無視するという「石化」は、自分の中でもやった覚えがありますね。それをヒューマンデザイン的に分析するなら、人も石も愛する普遍的な愛を持っているけれど、いったんその愛が憎しみに転じると、人を石のように扱う……といったところでしょうか。
また他人と接し、その影響に「飲み込まれる」「爆入される」ことを恐れて孤独になる、というのも納得です。ヒューマンデザインでも、他人からの条件付けからは逃れられないし、それは悪ではないとしています。ただ、その条件付けによってNot-Self(本来の自分ではなくなる)になることは、避けていきたい。理想的には、他人と接し、条件付けを浴びながらも、常の自分をキープできるようにするのが目標ですね。
その対人的なテーマと、自分の開花期である小惑星キロン・リターン(50歳前後の転機)に向き合わされるんだろうなあ、というのが今現在の予測です。僕自身のキロン・リターンは、来年5月24日。あとまだ一年以上あるとは言え、徐々に「年貢の納め時」が近づいているような気もしています。物理的根拠は何もありませんが……