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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

フランツ・キュモン「ミトラの密儀」

ミトラの密儀 (ちくま学芸文庫)

ミトラの密儀 (ちくま学芸文庫)

 

ベルギーの宗教考古学者、フランツ・キュモンの「ミトラの密儀」が文庫化されたので購入しました。本書は、古代インド・イランに端を発し、ローマ帝国に入ってきた密儀宗教ミトラ教(またはミスラ教、ミスラス教とも)の古典的研究書です。ミトラ神は、インド神話では友情の守護神であり、イラン神話では契約の神であり、ゾロアスター教では軍神であったと言われています。またミトラという名前は、サンスクリット語マイトレーヤ弥勒菩薩に転じたとも言われ、漢訳されて毘沙門天になったとも言われています。

そのミトラ神ですが、ヒューマンデザインでは「16の神格(Godhead)」の1柱にもなっているので、さてどのような神様なのかと、イメージする意味でも本書を入手してみました。ヒューマンデザインでは、ホロスコープ上に「16の神格」が配置されていますが、自分が生まれた時の位置にいる神様が自分の守り神だ……というワケではありません。むしろ自分という個性を失い、条件付けられると、その神様のように世の中を見てしまうというものなのです。つまり、ミトラ神の期間に生まれた人は、本来の自分から離れてしまうとミトラ神のようになってしまうから気をつけてねと。ただ「ミトラ神のようになる」とはどういうことなのか?は、まだ僕自身もその情報に触れていないので、いずれ勉強したいとは思っています。

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https://www.jovianarchive.com/Stories/35/Mitras_Face_and_the_Power_of_Questions

そもそもこの「16の神格」に関する情報は、まだ日本では公式に提供されておりません。この「16の神格」に関する創始者ラーの講義録も購入できますが、 あいにく音声ファイルのみなので、ヒアリングが苦手な僕としては、今のところお手上げですね。最近は、音声を英文を書き起こしてくれるサービスもあるそうですが、そういったものを利用するしかないなと。

一応、スペインの著名なヒューマンデザイン研究家である、Alokanand Diaz氏が「16の神格」に関する無料記事をIHDSにアップし、ミトラ神に関する記事も掲載されていますが、これがまた難解と申しますか、抽象的な内容だったので、やはり創始者ラー本人が語る「16の神格」に触れた方が良いかなと。その準備のためにも、基礎教養として本書を眺めております、はい。 

 

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