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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

トッド・ローズ「平均思考は捨てなさい」

ハーバードの個性学入門:平均思考は捨てなさい (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ハーバードの個性学入門:平均思考は捨てなさい (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

3月に文庫化された「平均思考は捨てなさい」を読了。平均を良しとする思想がいつ生まれ、もはやその平均思想が古びてしまったことを解説した一冊でした。

ヒューマンデザインも「差異の科学(Science of Differentation)」を名乗っていますが、そもそも人間は、一人一人違う存在として生まれてきたのに、両親や学校や社会からの影響によって「均質化(Homogenized)」されてしまっており、その条件付けを落として、本来の差異を活かしていこう……というのが大テーマとなっております。

僕の場合、個人性(Individuality)が強く、才能と好みもはっきりしているデザインなので、小学生の頃から科目によって成績が偏っていましたが(国語は超得意だけど、算数が超苦手)、自己価値が安定しているせいか『偏りがあったら、マズイの?』という感じでしたし、偏りをどうにかしようなんて意識は、まったくありませんでした。まあ、苦手な数学を勉強しなくちゃいけなかった高校1年生ぐらいまでは面倒でしたが……

ところが個人性が強くても、自己価値が安定していないと、自分の個性を自覚していながらも『偏りがあったらマズいんじゃないか』『凹んでいる部分を埋めて平均的にした方が良いんじゃないか』と思い込み、抜きん出た個性を伸ばすのではなく、それを埋めるような努力をしてしまうかもしれません。

そもそも人間は、みな偏って設計(デザイン)されていますし、実際どのように偏っているかを知るところから脱条件付けが始まります。まずはヒューマンデザインのチャートをご覧になって、自分がいかに偏った人間かをご確認ください(^_^) 

 

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