NO PLAN NOTE 

ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】 乙女座新月:休みを邪魔する者の首を斬る

resting

明日8月30日19:37、乙女座新月となります。今回の新月(と太陽)は、ヒューマンデザインのホロスコープで言うと「孤独になって、やる気や自我を休ませる」という位置にあります。ここは『俺は、外へ仕事へ行ってくる』『じゃあ私は、家事をする』というように、昔ながらの形で、家族や仲間と支え合う力です。とは言っても、ずっとお互いのために働き続けるワケにもいきません。時には、夫だろうが妻だろうが、その仕事から離れて一人になり、やる気を回復させる必要があるんですね。そしてお互い『いいよ、疲れたなら休みなよ』と言える関係が健康的なわけです。

ところが今回の新月(と太陽)を細かく見ると「自分の休みを邪魔するものを、永遠に脱ぎ捨てる」「休むことによって、休みを邪魔するものからの破壊的な影響に気づく」にあります。たとえば、奥さんが家事で疲れているのに、旦那さんから『専業主婦は楽でイイよな』と言われたり、逆に旦那さんが仕事で疲れているのに、奥さんから『家にいる時は家のことをしてよ』と言われ、休むのを邪魔されるようなものですね。ここで言う「脱ぎ捨てる」の原文は「Shed」なので、脱却する、削減する、離婚する、分離する、隔離する、クビにする、お払い箱にする……という意味もありますから、夫婦やパートナー間での離婚や別れにつながってもおかしくありません。

しかしもっと危険なのは、この位置が裏返った状態である「生まれつき平和を愛する性格なので、自分の休みを邪魔するものに盲目的になり、その破壊的な影響力を強めてしまう」です。パートナーからこき使われても、性格が優しいので、それを拒絶できないということです。しかも今回の新月では、この性質がポジティヴにもネガティヴにも目一杯発揮される状態ですので、ご注意ください。

Scene at Exeter Cathedral

そして現在、金星もこの「孤独になって休む」にありますが、細かい位置は少し異なり「寛大な権威者が、集団を守るために、首を斬られても仕方ない個人を追い出す」にあります。そしてこの金星がネガティヴに作用すると「エゴにとらわれた権威者が、フランス革命のように、誰彼かまわず首を斬る」になります。いやー、上手くいけば、厄介な奴をクビにして集団を守れますが、ヘタすると、集団内の罪もない人たちまで犠牲になるという、非常に恐ろしい位置ですねえ。

さらに現在、火星もこの「孤独になって休む」にありますが、これも細かい位置が異なり「休めば良いのに、エゴが傲慢になり、やらなくていいことまでやり、人々の注目を集めようとする」に偏っています。火星は、未熟なのにやり過ぎる星と言われますから、無理して働き過ぎ、それをひけらかすことには注意しましょう。

まあ、そろそろ夏の疲れも出てくる時期ですから、今は孤独になって休んだ方が良いかもしれませんね。そしてその「休み」を邪魔する者は誰なのか、見極められる新月かもしれません……

 

・ヒューマンデザインの個人フルリーディングを受けてみませんか?

 ご希望の日時・場所についてのご相談は、

 お気軽にtakeo.ichikawa@gmail.comへご連絡ください。