NO PLAN NOTE 

ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】インカネーションクロス(転生の運命):4つのクォーターについて

インカネーションクロスは、あなたがこの世に転生してきた人生の目的です。と言っても、意識的にそれをやろうとするのではなく、自分らしく生きていると自然にそうなるものです。そして本来のクロスの上に、29歳前後のサターン・リターン(土星回帰)、42歳前後のウラヌス・オポジション(天王星半回帰)、50歳前後のキロン・リターン(小惑星キロン回帰)で、その時期のクロスが重なり、それが組み合わさって、あなたの人生の物語となり、あなたの人生の神話となります。

しかし、本人のマインド(思考)は、自分のインカネーションクロスに興味がありません。そのためリーディングでインカネーションクロスをお伝えすると『えっ、そんなことやりたくないんですけど?』とか『そんなことは無理です』と言われることも多いです。しかし嫌がっているのはマインドであって、実際そのテーマに取り組んでみると、満足や、成功や、平和や、驚きを感じられるでしょう。

インカネーションクロスは、大きく4つの種類に分かれます。ホイール=ホロスコープを4分割した「4つのクォーター」と呼ばれる領域に生まれることで、その人の大枠の目的が定まります。しかし人類の大半は、マインドによって『私は自分のクロスが好きじゃない、他のクロスをやりたい』と思い込み、本来の目的から外れて生きています。つまりインカネーションクロス的なNot Self(不健康)もあるのです。

まず立春から始まる13番ゲート(水瓶座中盤生まれ)~24番ゲート(牡牛座中盤)生まれの人は、第1クォーター=目に見えない精神世界が人生の大テーマとなります。この第1クォーター生まれの人たちは、精神、思考、感情、霊魂といった、目に見えない世界に関わることで人生の目的が果たされるでしょう。

特に第1クォーター前半(13番~36番ゲート)生まれの人は「精神世界の抽象的な方向性」がテーマとなり、後半(25番~24番ゲート)生まれの人は「邪気を持たずに、無垢に精神世界に入る」ことがテーマとなります。

しかしこの精神世界は、修行の道です。『私も今日からスピリチュアルなことやってみよ~♪』というお気楽な感じでは入門できません。この第1クォーターのゲートだけを見ると(上の図)、51-25「イニシエーション」チャネルがつながっています。つまり、目に見えない世界から『では、お前がその修行の道を行く覚悟があるかどうか、今から試すぞ』という入門儀式=通過儀礼(イニシエーション)が起きるのです。そのため良くも悪くも『どうして自分にこんなことが起きるんだろう?』という事件に遭遇します。しかしその事件によって魂を鍛えられ『これはきっと神様かなにか、目に見えない力が働いている』と気づき、精神世界に入門していけるのです。

立夏から始まる2番ゲート(牡牛座中盤生まれ)~33番ゲート(獅子座中盤生まれ)の人は、第2クォーター=形のある文明世界が人生の大テーマとなります。この第2クォーター生まれの人たちは、現実的なインフラ構造(医療、教育、住環境)で生計を立てたり、多様性のある人類世界を構築することで人生の目的が果たされるでしょう。

特に第2クォーター前半(2番~12番ゲート)生まれの人は「文明世界に対する美意識」がテーマとなり、後半(15番~33番ゲート)生まれの人は「人類愛をもって殺し合わずに生きていく」ことがテーマとなります。

第2クォーター生まれの人たちは、決して成金的な生活や、セレブなタワマン暮らしがしたいわけではありません。本当に上質な生活を指向し、より良い医療や教育や住まいを求めるでしょう。お子さんを持つことで、子育てが生きがいになる人もいます。また一人一人異なる人間たちがどうやったら人類愛をもって組織的に生きていけるかも意識するでしょう。しかし第2クォーターのゲートだけを見ると(上の図)、どのセンターもすべて未定義になっています。つまり第2クォーターにはまったくエネルギーが無いのです。そのため、より良い暮らしをしたり、子育てをしたり、社会を効率的に組織化するためのお金をどこから持ってくるかが課題となるのです。

立秋から始まる7番ゲート(獅子座中盤生まれ)~44番ゲート(蠍座中盤生まれ)の人は、第3クォーター=人間関係やパートナーシップが人生の大テーマとなります。この第3クォーター生まれの人たちは、他者と絆を結ぶことで人生の目的が果たされるでしょう。

特に第3クォーター前半(7番~6番ゲート)生まれの人は「人間関係におけるお互いの役割」がテーマとなり、後半(46番~44番ゲート)生まれの人は「肉体愛をもって、本来の自分と相手を愛する」ことがテーマとなります。

第3クォーター生まれの人たちは、人間関係が最優先です。何をして働くかよりも、誰と働くかの方が重要です。しかし第3クォーターのゲートだけを見ると(上の図)、59-6「交配」「感情的な波を通過しながら相手と絆を結ぶ」チャネルと、46-29「発見」「人生経験は最後まで関わらないと結末はわからない」がつながっています。つまり第3クォーターは感情権威であり、誰かとパートナーシップを結ぶ場合、たとえあなたが感情権威でなくても、まず最初に相手を警戒し、すぐには絆を結ばず、感情の波を何度も何度も通過しながら、仙骨反応を確かめる必要があります。そうしないと、最初は愛し合っていても、どこかでその経験がひっくり返り、最後は別れてしまいます。創始者ラーは『本当に絆を結ぶなら、7年間かけなさい』と言っています。それだけの時間が必要なんですね。

立冬から始まる1番ゲート(蠍座中盤生まれ)~19番ゲート(水瓶座中盤生まれ)の人は、第4クォーター=突然変異が人生の大テーマとなります。この第4クォーター生まれの人たちは、新しい自分に生まれ変わることで人生の目的が果たされるでしょう。

特に第4クォーター前半(1番~11番ゲート)生まれの人は「自分の方向性を変える」ことがテーマとなり、後半(10番~19番ゲート)生まれの人は「自分の行動を変える」ことがテーマとなります。

世の中の大半の人は、自分らしい方向にも向かっていませんし、自分らしい行動もしていません。第4クォーターの人たちは、人生の途中で自分らしく生き始め、正しい方向に向かったり、正しい行動を取ることで満たされるでしょう。しかし第4クォーターのゲートだけを見ると(上の図)、10-34「探求」「自分の信念に従って生きる」チャネルがつながっています。つまり第4クォーターの人たちは、ある意味、自分の信念が強く、ガンコでもあります。そのため、新しい自分に生まれ変わることを面倒に感じたり『今のままの人生で良いじゃないか』と感じるでしょう。しかし古い自分を死なせ、新しい自分として再生しなければ、人生は満たされないのです。また、この第4クォーターでは、家族や仲間のために必要だから自分を変える、という意味もあります。

 

この「4つのクォーター」は、あくまでも大枠の目的でしかありません。しかし世の中の人の多くは、この4つの枠にすらハマっていないのです。

 

さらにインカネーションクロスは、64のゲート毎に3つのクロス(ライトアングル、ジャクスタ、レフトアングル)=64×3=192の基本インカネーションクロスに分類されます。それが無料チャートでも表示される「愛の器のライトアングルクロス」等です。

 

さらに64ゲート×12プロファイル=768の詳細なインカネーションクロスにも分類されます。同じ「愛の器のライトアングルクロス」生まれでも、1/3、1/4、2/4、2/5、3/5、3/6、4/6では、取り組み方が違ってくるのです。

 

創始者ラーによれば、最終的には、64ゲート×6ライン×6カラー×6トーン×5ベース=69120通りのインカネーションクロスがあるとしています。そのすべてを解説しないまま、ラーは亡くなりましたが、それだけ無数の物語があり、無数の神話があるということです。

 

 

・ヒューマンデザインの個人フルリーディングを受けてみませんか?

 ご希望の日時・場所についてのご相談は、

 お気軽にtakeo.ichikawa@gmail.comへご連絡ください。