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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

ちくま学芸文庫「原典訳 アヴェスター」

原典訳 アヴェスター (ちくま学芸文庫)

原典訳 アヴェスター (ちくま学芸文庫)

 

ゾロアスター教聖典「アヴェスター」の文庫版が出たので購入。全訳ではありませんが、ゾロアスター教理解のテキストとして、手元に欲しかったのです。

ゾロアスター教 三五〇〇年の歴史 (講談社学術文庫)

ゾロアスター教 三五〇〇年の歴史 (講談社学術文庫)

 

メアリー・ボイスの「ゾロアスター教 三五〇〇年の歴史」においても、この聖典(こちらでは『アヴェスタ』)からの引用が多々あり、どの詩文が、どのような流れで現れるのか、併読して確かめるつもり。

ゾロアスター教に興味を持ったのは、中学時代。当時、週刊少年ジャンプで連載されていたSFマンガ「コブラ」で、主人公コブラが善神アフラ・マズダに導かれて仲間を探し、悪神アーリマンクリスタルボーイと戦うという「六人の勇士編」を読んだ頃です。なにこれ実在する宗教なの?善悪二元論?「ツァラトゥストラはかく語りき」のツァラトゥストラってゾロアスター教の預言者ザラスシュトラなの?と興味は増していき、ニーチェも読んでみたり。

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)

 
ツァラトゥストラはこう言った 下 (岩波文庫 青639-3)

ツァラトゥストラはこう言った 下 (岩波文庫 青639-3)

 

新世紀エヴァンゲリオン」から「死海文書」に興味を持つのと同じで、何かの作品の背景に隠された事象に惹かれるのは、性(さが)のようなもの。キリスト教イスラム教にも影響を与えたと言われるゾロアスター教の、純粋な神話部分を探るには、目を通しておきたい、まさに聖典です。