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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

リズ・グリーン「占星学」

占星学

占星学

 

土日は、ずっと家に籠もって、書棚の本をかたっぱしから乱読。特に、先日も書いた「サターン 土星の心理占星学」の著者、リズ・グリーンの「占星学」も再読して、サターン・リターンについて考えていました。

サターン・リターンとは、約29年で土星ホロスコープを一周し、自分が生まれた時の位置に帰ってくることを意味し、それが自分の人生にとって大きな転換期である、という説。困難や結婚生活の終わりが来たり、逆に結婚生活を始めたり、心理的な子供時代の終焉を意味するとも記されています。

自分が生まれた時、土星牡羊座にあり、サターン・リターンの時期は、1996年4月~1998年6月でした。(どんぴしゃの位置に戻ってきたのは1998年3月)

実際、この時期を振り返ってみると、コンテストへの投稿を続けた末に1996年3月、初めて編集者さんからお声をかけていただき、その直後の4月から、試練の時期と言いますか、作家としてデビューできるかどうかのサターン・リターンが始まったことになります。97年には、勤めていた会社を辞め、作家デビューを目指して原稿執筆に専念し、コンテストに出しまくったものの、サラリーマン時代の貯金も尽きかけたので、98年3月には再就職。昼夜逆転した不規則な生活がたたって、心身に悪影響が出たり、経済的な閉塞感や、結果の見えない徒労感に襲われた日々でもありました。

ところがサターン・リターンの時期が終わった翌月、1998年7月には、最終選考通過の連絡をいただき、8月にはデビュー決定と、まさに苦難の時期を乗り切ったように、展望が開けたのです。

牡羊座土星を、太陽水瓶座から数えて第3ハウスと観るか、アセンダントの獅子座から数えて第9ハウスと観るかで違いはありますが、第3なら基礎教育、第9なら高等教育というタームが含まれているので、あの時期は、占星学的見地からも、作家になるための勉強期間だったのでしょう。

もっとも今年の10月5日まで、土星は天秤座にあり、その位置は、水瓶座から数えると第9ハウス、獅子座から数えると第3ハウスなのでやはり今も勉強期間なのかもしれません。たぶんこういった占星学などの……