昨日は、日中「いよいよ夏!」な暑さだったのに、夕方から急に涼しくなりましたたね。ちょうど新月ということで、何か占星術の本に触れようと思い、マギー・ハイドの「ユングと占星術」をのんびり読んだり。ずいぶん前から読み始めていますが、なかなか読破できぬ濃密な内容です。
しかしユングの人生を、フロイトとの確執や女性関係含めて占星学的に解析したり、心理占星学が陥る安易なユング思想の取り込みについて語るなど、紳士的な懐疑心・探求心に満ちた著作だと感じています。功績を認めつつも、「占星学」のリズ・グリーンに異を唱える部分もあり、現代の占星学を俯瞰するうえでは、外せない一冊ではないでしょうか。
そして今夜も、読み終わらず仕舞。まあ、そうやってゆっくり時間をかけて読む本があってもいいかなと。あわてて読むには惜しい、と思えるなら。