今年の夏頃から、仕事上で、ずっと心にちくちくとささる出来事が続いていて、自分が感じていた束縛感を伝えるべきかどうか、迷っていました。その日々のストレスは、自分なりに解消してきたつもりでしたが、どうやら心の中に少しずつ沈殿していたようで、ついに心の許容量を越えてしまい、思いきって秘めていた本音を伝えたのです。「今は無理です」「疲れているので休ませてください」と。
自分自身、その告白が、ものすごくワガママに思えましたが、自分が克服すべき心理は、「拒否されるのが嫌だから自分の考えは表に出さず、他人に妥協する」「どうせ自分の考えは受け入れてもらえないという他人への萎縮や不信」だと信じていたので、勇気を出して、ワガママを言ってみました。
一応、感情を爆発させるような言い方は避けたものの、厳しい言葉も交えたため、いい気分はしなかったし、胸も痛みました。けれど心配は杞憂に終わり、相手方から丁寧な謝罪連絡が入ったのです。どうにか自分のワガママは、受け容れていただけたようで、ひと安心。これからは相手方とも本音で話しあえると思うと、希望も湧いてきます。
子供の頃はガマン辛抱が「正しい」と教わったが、大人になって実感したのは、自分のワガママを自然に優先できる人のほうが、継続的安定的に自分を律する事ができやすい、ということだ。世間や「内なる他者」の評価を怖れて願望を押さえ込むタイプの努力は、最終的に依存や言い訳の海に流れ込みやすい。
— 石井ゆかり (@ishiiyukari) December 26, 2012
ワガママ、という表現に抵抗がある人もいると思う。身近に、自分を無視して自分勝手なことを平気で押しつけてくるような人がいたとして、その人を「ワガママだなあ、いやだなあ」と思わされていたら、ワガママなんか憎むべき最低のことだと思えると思う。それは当然だ。
— 石井ゆかり (@ishiiyukari) December 27, 2012
でも私が敢えて「ワガママ」をいいふうに使うのは、ごく主観的に、人が自分の中に「これはワガママかも」という望みのようなものを見つけたときに、それを罰しなければ!と反応する感覚を、ゆるめたほうがいい場合がある、ということを言いたいからなんだと思う。
— 石井ゆかり (@ishiiyukari) December 27, 2012
そんな渦中の12/27、石井ゆかりさんの呟きにも勇気づけられました。これは12/26、2年ぶりに火星が入った水瓶座に関する呟きですが、今回の事件も、まさにこのタイミングで起きており、不思議なシンクロニシティを感じました。
石井さんは「2012年下半期の星占い」でも、水瓶座に関して、年末には自分の弱点と向き合い、心理的なハードルを乗り越えられる、とお書きになっていて、ああ、きっとこの事件のことなんだ……とびっくり。
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また、ジャン・スピラーの「スピリチュアル占星術」には、生まれた直前の月蝕が何座で起きたかによって、その人に与えられた人生の課題が決まる、と書かれています。自分の場合、牡羊座の月蝕の影響を受けているため、他人に嫌われることを恐れるあまり、自分の意見を引っ込め、自分の人生の主導権まで他人に明け渡してしまう……とのこと。
そのため今生では、自己主張を学ぶために生まれてきており、自分の感情を表現しないうちは幸せになれない……という星占いも的中していて、ちょっと恐ろしいほどの、宇宙とのつながりを感じています。
ただ、今回の事件だけで人生の課題がクリアできたとも思えず、恐らく2013年からは、「自分にウソをつくのはもう止めよう」「他人を恐れず、自分の意見や感情を表現しよう」と自分を設定し直して、日々それを実行していくことが課せられるんじゃないかと。
とにかく、来年の課題が大晦日に確定しただけでも、安堵。辛い時期もあった2012年ですが、最後の最後に大きな収獲を得たと確信しています。