ケン・ウィルバーの「無境界」を読了。ウィルバー自身は、すでにトランスパーソナル心理学とは袂を分かち、90年代後半から新たにインテグラル(統合)思想を興していますが、まずは最も古い時代の著作から読んでみようと。
内容は、理解しづらい部分がある一方で、実践的な部分も多く、自分の中のネガティヴさを認め、許し、それをポジティヴな意識へ変換すると云うセラピーは、「パスワーク」とも相通じると感じました。また瞑想によって、自分の肉体のどこに精神的ブロックがあるか確かめ、身体をほぐすことで、精神的な緊張も解いていくと云うあたり、なるほどなあと。
僕も、30代後半からは毎朝ストレッチを続けていますが、そのせいか、以前ヒーリング・セラピーを受けた際にも、「身体がすごく柔らかいし、考え方もすごく柔軟です」と言われ、なるほど肉体と精神の柔軟さは比例するモノなのか……と思ったり。
同著者の「実践インテグラル・ライフ」でも、理性(マインド)、魂(スピリット)、潜在意識(シャドウ)と並んで、身体(ボディ)もバランス良く成長させることが説かれていたはず。次は、そちらへ進んでみようかな。
- 作者: ケン・ウィルバー,テリー・パッテン,アダム・レオナルド,マルコ・モレリ,鈴木規夫
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2010/06/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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