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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】ケネディ駐日大使の忙しい魅力

さてヒューマンデザイン人物分析。記念すべき第1回は、先日着任されたばかりの、キャロライン・ケネディ駐日大使を見てみましょう。ケネディ駐日大使は、1957年11月27日08時15分、ニューヨーク生まれ。

まず気になったのは、ケネディ駐日大使が「家族を人間関係のベースとする」力をお持ちなところ。たしかにケネディ家の看板を活用している部分はありますが、実際には幼くして実父、ジョン.F.ケネディ大統領を暗殺され、その後、実母ジャクリーンと養父の海運王オナシスも離婚しているわけですから、家族関係は不安定だったかもしれません。

彼女の試行錯誤の人生が一段落したのが1987年1月1日を中心とする前後7年間と出ています。実際、大使は1986年にご結婚されていて、御自分が安らげる家庭を持てたことが癒やしになったのかなと。ここから30代40代はいったん社会の第一線から身を引く時期と出ており、これも実際、ケネディ記念図書館の館長を務めるなどして政治の表舞台には立っていないのです。

ところが、この方の人生の開花期は、2007年3月10日を中心とする前後7年間。2008年の大統領選挙で当時のオバマ候補を支持した辺りから人生が動いたのでしょう。

もっとも2009年には、上院議員の補填指名を辞退しています。この理由は「一身上の都合」とされていますが、彼女の場合、「無意識に独りになりたがる」「無意識に恥ずかしがり屋」であるうえに「忙しいから私のことはほっといて」と言って人と関わるのを避ける人なのです。

しかし「忙しくすればするほど魅力的に見える」力こそ彼女の真骨頂なので、たとえ上院議員を辞退しても、政界から『じゃあこの仕事はどう?』『この役職なら引き受けてくれる?』と「世の中に引っ張り出される」力が働いた結果、大使に就任したのかもしれません。で、御本人は思うんですね。『私、こんなに断ってばかりなのに、どうしてみんな誘ってくれるんだろう?』と。たとえケネディ家という看板が無くても、十分魅力的な方なんですね。