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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン人物分析】安藤美姫選手の次のステージ

空に向かって 増補版 (扶桑社文庫)

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ソチ冬季オリンピックフィギュアスケート代表選手も決まりましたね。演技を見ていて気になったのは、安藤美姫選手。順位的な結果はともかく、とても晴れやかな表情が印象的でした。安藤美姫選手は1987年12月18日17:09、名古屋市生まれ……とASTROTHEMEには載っていたけど、出生時間が怪しかったので、念のためその他の時間の仮定チャートも出して調べました。

日本女子フィギュアスケート公認ブック2007-2008

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この日、どの時間に生まれたとしても、安藤選手に出ているのは「虚空に飛び込む」力です。バンジージャンプのように、それを実行すると社会での役割が変わったり、人からどう見られるかも変わってしまう力です。たしかに母親になることは、役割が変わり、次のステージに進むことであり、安藤選手のご出産が人々に衝撃を与えたのも確かです。

ただ、この力をお持ちの方は、いざ力を発揮する際に、『本当にそのステージに行っていいの?』と罪悪感を抱く方が多いとのこと。安藤選手は、他人からの感情の波をもろにかぶってしまう方ですから、罪悪感だけでなく、様々な批判も恐れていたかもしれません。しかし人生前半のテーマが「他人との距離感を学び、模範となる」ことですから、そういった感情や批判をうまく処理なさって、次のステージへ行くのかなと。

また安藤選手は、今後指導者の道に進みたいと表明していますが、実際、彼女が生まれ持った魂の使命は「哲学的な教師」と出ています。恐らくテクニックだけでなく、競技人生で得た感情的な経験も伝えるのでしょう。辛さや悲しみをリンクの上で表現できる選手を育てるとか……。また安藤選手は、人々の「ガイド役=プロジェクター」タイプとして生まれています。教える際には、『どうかお願いします』と請われるような、招待を待つのが大切で、フィギュアスケートの賢者の如く振る舞っていただければなと。安藤選手は、ソチ五輪には行けなかったけれど、その分、他の選手より早く、別のステージに行けるかもしれませんね。