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作家 ヒューマンデザイン・プロフェッショナル・アナリスト 市川丈夫のBlog

スーザン・ケイン「内向型人間の時代」

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力

 

前々から気になっていた「内向型人間の時代」を購入、読了しました。

世の中では、外向的な人間が良いとされています。積極的にコミュニケーションを取り、活発に意見を発することが良しとされ、それとは逆の、物静かな内向的な人間は少数派であり、そのような内向型の人間は陰気で、精神的に病んでいるとさえ思われているのです。「自分は内向的な人間である」と自覚している人ですら、内向的であることに引け目を感じ、積極的に発言することを学ぼうとしています。

しかし本書では、世の中の30%~50%は内向的な人間であり、少数派でもなく、まして精神的に病んでなどいないと説いています。それどころか、素晴らしい創造的アイデアを生み出すには、一人孤独になって、内向的に思索に打ち込んだ方が良く、ブレインストーミングのような集団作業では、アイデアは質量とも低下すると言うのです。

この辺り、自分にも自覚がありますが、小説のアイデアを考える時は一人が良いんですよ。勿論、担当さんとのブレインストーミングで良いアイデアが出たこともありますが、一人でいた時の方が、遥かに多くのアイデアを生み出せていると思います。

そして本書では、外向的と呼ばれる性質の弊害も記しています。声が大きいだけでリーダーシップがあると思われ、その集団を間違った方向に導く……と云う人は、どの職場にも一人や二人いるでしょう。

そして一番うなずいたのが、内向的な人間であっても、自分にとって「大切なこと」に関わっている時なら、外向的に振る舞えると云うことです。その「大切なこと」を、心理学ではコア・パーソナル・プロジェクトと呼ぶそうで、それに関わる時、人生は大きく高められるとか。

僕も内向的な人間ですが、自分の書いた小説を披露することについては恥ずかしいとは思わず、ヒューマンデザインのリーディング時も、それなりに話せているように思います。やはりその2つは、自分にとってのコア・パーソナル・プロジェクトなのだろうなと再認識。そして本書とはまた別の視点から内向型を扱った本も読みましたが、それについてはまた明日のBlogにて。

内向的な人こそ強い人

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