NO PLAN NOTE 

ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

T・ディースブロック「人はなぜ死んだ馬に乗り続けるのか?」

今日は自宅で作業をするつもりが、どうしてもモチベーションが上がらず、散歩に出ました。まあ、前々から乗り気では無く、しばらく放置していたのですが、インターバルを置いてなお、やる気が出ないなら、それはもう本当に無理なんだろうなと。

その散歩中、公園で自転車に乗る練習中の子供を目撃。まだ自転車に乗るのが怖いらしく、すぐ足をついてしまい、お父さんに「漕げ、漕げ」と激励されていました。でも分かるんですよ、あの怖さ。ペダルを漕ぎ続けると前に進める、という実感を得るまでは「両足を離したら転ぶんじゃないか……」という恐怖に襲われるわけです。乗れてしまえば、あの恐怖はなんだったんだろうとバカバカしく思えますが、不安に取り憑かれている時は、恐怖心に支配されてしまうんですよね。それは子供だけではなく、大人も同じだよなあ……と思ったり。

人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか? 心に働く「慣性の法則」を壊し、自由に「働く」ための26レッスン

人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか? 心に働く「慣性の法則」を壊し、自由に「働く」ための26レッスン

 

そんな感慨を抱きつつ、書店さんにてT・ディースブロックの「人はなぜ死んだ馬に乗り続けるのか?」を購入しました。 こちらも自転車少年同様、恐怖と不安に取り憑かれた人々のお話です。

「つまらない仕事=走りもしない死んだ馬」に乗っているのに、なぜかそのまま「死んだ馬」に乗り続けた方が良いんじゃないかと思ってしまう錯覚。あるいは「別の生きている馬=本当にやりたい仕事」に乗り替えた方が良いと分かっているのに、不安と恐怖が生み出した様々な理屈……『仕事はつまらないものだよ』『理想の仕事になんてつけるわけがない』『今の同僚や家族が反対するから』『今の仕事を続けた方が安定できるから』……をひねり出してしまう。そうやって「死んだ馬」に乗り続けたあげく、死ぬ寸前になって『もっとやりたいことをやれば良かった……』と後悔しても遅いわけです。

僕自身、サラリーマンを辞めた後は好きな作家仕事をしていますが、これももう15年以上続けていますから、次第にモチベーションも変化しております。ましてヒューマンデザインという新たな仕事も得ていますし、そろそろ馬の乗り替え時なのかもしれません。

死んだ馬に乗ったまま、新しい馬には乗れません。しかし死んだ馬から下りることの恐ろしさよ。新しい馬が快適に走り出せば、その恐ろしさがバカバカしく思えるのに。そう考えたら、不安を生み出す自分の「内なる敵=マインド」にやけに腹が立ってきました。ええい、俺のくせに、俺の前に立ちはだかりやがってと。

そんなことを思うのも、僕自身が社会の第一線に出る時期が近いからでしょうか。早くもその予兆をひしひしと感じた一日でした……

 

・就職や転職の前にヒューマンデザインの個人分析・基礎講座を受けてみませんか?

 ご興味があれば是非 takeo.ichikawa@gmail.com へご連絡ください。