富士吉田の続き。
29日朝は06:00に起き、ホテルの大浴場で朝風呂。たっぷり暖まった06:30頃、ホテルの外へ散歩に出ました。なにしろ前夜、真っ暗な時間帯に着いたので、まったく富士山が拝めなかったのです。しかし外へ出てみれば、昨夜ホテルへ向かって歩いていた道の真っ正面に富士山があってびっくり。そうか、こんなに近かったのかと思いつつ、500mほど先の道の駅まで行ってみました。
道の駅に併設された親水公園から、絶景を堪能。
ここには、かつて富士山山頂にあった観測用レーダードームが移設されていました。君は今、ここにいたのか……
まだ道の駅も開いておらず、そのまま周囲の恩賜林を散策してみました。
富士山と紅葉も美しいけれど、朝日を浴びた周囲の林も神秘的でした。写真では分かりにくいのですが、この日は朝露が凍るほど寒く、それが日光を浴びて水蒸気になっていく様がまたなんとも。
結局、1時間ほど散歩しましたが、さすがに身体が冷え切ってしまい、ホテルに戻ってもう一度、大浴場で風呂に入り直しました。
しかし突発事態とは言え、このような景色を堪能できて幸いでした。「すべては完璧なタイミングで起きている」とも申しますが、今この時、富士山に呼ばれたのも何か理由があるのかもしれないな、と勝手に考えたり。以前「富士山は近くに行くだけでも良いですよ」とも言われたけれど、ちょっとは富士山の力がもらえたかもしれませんね。
ホテルをチェックアウトした09:00過ぎ、病院へ行き、父を連れて退院。
富士山駅から戻る電車は、なぜか「きかんしゃトーマス」仕様でした。病み上がりの80代の父と、40代の息子でこれに乗るとは……でも富士急行から見える車窓からも、紅葉と渓谷美が楽しめ、ちょっとした旅行気分が味わえました。
大月からは中央線で東京へ向かい、13:30頃、東京駅にて遅めの昼食。さらに総武線快速で市川駅へ戻り、ようやく15:30頃、自宅へ着きました。出発からちょうど24時間ほど。長い一日が終わりました。次はもっとのんびり、ちゃんとした旅行で行きたいものです富士山……(^_^;)