- 作者: フランソワルロール,クリストフアンドレ,Fran〓@7AB7@cois Lelord,Christophe Andr´e,高野優
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2001/03
- メディア: 単行本
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今日は「難しい性格の人との上手なつきあい方」を再読。本書では妄想性、強迫性などの極端な性格類型を、わかりやすいエピソードで紹介しています。すべての性格タイプに目を通せば、どれか一人ぐらいは「ああ、いるいる職場にこういう人」と、うなずけるのではないでしょうか。
しかし「難しい性格」を他人事として切り捨てるだけでなく、各章ごとに自己チェック表も付いています。僕とて、回避性の性格(失敗を恐れる)については結構、心当たりがありますね。特に20代の頃は、今よりずっと消極的だったと思います。失敗するぐらいならやらなくてもいいや、とか。
もっともヒューマンデザインで見ても、僕は「他人から拒絶されるのを恐れる」うえ「揉め事を避けるために本音を言わず、そのために怒りを溜め込んでしまう」タイプと出ています。これを知った時はなるほど……と納得しましたね。たしかに揉め事は避けてきたけれど、それが成功だったかと問われると疑問なワケですよ。むしろ揉めた方が成功するケースを回避してきた感はありますね。
そういう意味では、僕自身も「難しい性格」ですし、むしろ「難しくない性格」を持ち合わせていない人などこの世にいるのだろうかと思ったり。
ヒューマンデザインでは、こういった「難しい性格」をNot Self (自分らしくない状態)と総称しています。たとえば本来は問題の無い個性なのに、強く出し過ぎてしまって不健康になる場合。強い意志力の持ち主だけど、周囲の人にも「俺のようにちゃんとやれ」と押しつける人とかね。
あるいは自分に無い個性を求めて不健康になる場合もあります。働く体力が無いのに、周囲で働く人たちを見て「自分もがんばらなくちゃ……」と人一倍無理をして身体を壊してしまうとか。あるいは論理的に考えるのが不得意なのに「私だってちゃんと考えてるわよ!」と、思考力があるフリをするとか。
ヒューマンデザインでは、自分や他人の「難しい性格」も一目瞭然に解き明かせます。それだけに厳しく感じる場合もあるでしょう。なにせ自分自身の「難しさ」と向き合うのですから。でも結果それが「難しい性格」の癒やしに繋がると思うのです。実際に向き合った僕自身の感想ですが……
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