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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】失敗を恐れ、失敗を隠す。成功している振りをする。

Train wreck at Montparnasse 1895

先日、知人がTwitterで「今の20代は失敗を恐れるし、失敗を隠す」と呟いていました。僕は「40代50代でもそういう人、いっぱいいるよ」と返したのですが、それだけ世の中が失敗に対して厳しくなり、そのプレッシャーに対して萎縮する方が多いのかもしれません。そしてこの病が高じたのか、失敗を隠すだけでなく、成功している振りをする方も良く見かけるのです。

SNSで、キラキラ華やかでセレブチックな写真をアップしていた人が、実はドロドロの家庭問題を抱えていた、なんてこともあります。別にそのドロドロの部分をドロドロのまま見せる必要もないのだけれど、ドロドロの部分に向き合いたくないために、生クリームを塗りたくり、キラキラのデコレーションケーキに仕立て上げ「ほら私ってこんなに幸せなのよ」と、幸せな振りをInstagramにアップせんでもいいだろうと。まあ、そうでもしなきゃやってられない心の状態に関しては「お大事に」と言うしかないですねえ。

最近も、車内吊りの女性誌広告を見たら「幸せに見えるコーデ」みたいな一文が目に入り、おいおい上辺だけ幸せに見えればいいのかよ、本当に幸せになりなさいよ、と思ったけれど、とりあえず上辺だけでも取り繕いたい人が多いのかもしれません。たしかに上辺を飾るとある程度、自己肯定感が高まるのも事実とは言え、それは一種の精神的ドーピングじゃないかとも思うのです。ドーピングしても本質的な部分は何も変わらず、それでもドーピングに頼るなら、これまた不健康ですわな。

The Voice of a broken heart

ヒューマンデザインでは、生まれつきその人に安定した自信や自己肯定感が備わっているかどうかも見ることができます。自己肯定感が不安定である場合、最も病的になりやすいとも言われています。僕の観測範囲では、自己肯定感が不安定な場合、両極端に出ますね。すごく自信が無さそうな方と、すごく自信がありそうな方に分かれます。でも本来のデザインから言えば、健康的なのは前者で、不健康なのは後者。自信が無いなら、無いままでいいんですよ。その方が自然だし、むしろ奥ゆかしく、儚げなで、魅力的に見えるもんです。逆はまずいですね。無理して気丈に振る舞っているのが見え見えで、そこをつくと「そんなことない!」とばかりに必死になったり。まあ、無理して自信がある振りをしているので、いつかポッキリ折れるんですけどね……

放蕩息子の帰郷―父の家に立ち返る物語―

放蕩息子の帰郷―父の家に立ち返る物語―

 

僕はヒューマンデザインで見ると、自己肯定感が安定していると出ています。さらに言えば「失敗を人生経験として語れる」個性があるためか、失敗しても、それをネタや笑いに昇華して、堂々と人に話せたりもします。参ったよー、こんな失敗しちゃってさー、と。もちろん「いやお前は話せる程度の失敗しか経験していないだろ」「人には決して言いたくない失敗もあるんだ」と言われれば、お説ごもっともと言うしかなく。ただ世の中には「それ隠すほどの失敗?」と言いたくなる程度の失敗を、「この失敗を知られたら私は終わりだ……」と捉える方もあり、その思い込みが、過剰な萎縮や、失敗の隠蔽、さらには成功している振りに繋がっているのでは?とも思うのです。そのあたり、お心当たりがあれば、是非ヒューマンデザインの個人リーディングをどうぞ。

 

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