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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【夢日記】2017年初夢:港が見える窓、声を出さない教師

Port of Rethymno

2017年の初夢。僕は、どこかの学校にいた。教室(3階とか4階の高さ)の一方の壁面はすべて窓になっていたが、僕の目の前の窓だけが開いていて、強い風が吹き込んでいる。そこから身を乗り出すと、眼下に港が見えた。海面は大きくうねっていて、岸壁は海水に晒されている。嵐というほどではないけれど、波が高いなあと感じた。

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やがて授業が始まり、男性教師が教壇に立った。ところがその教師は、口を動かしてしゃべっている振りはするものの、声を全然出していないのだ。一方、生徒たちは、自由気ままにおしゃべりに興じている。僕は、そうかこの先生はみんなが黙るのを待っているのかな、みんなが黙るまで声を出さないつもりかなと思った。たしかに私語は良くないけれど、騒がしいというほどではないし、それで授業をしないのもどうかと思った。

授業は世界史だったが、教師の出す問題はかなり難しく、またマニアックなものだった。それでも僕は、たまたま得意な分野だったので、テストで90点を取れた。しかし普段の成績は良いのに15点しか取れない子もいて、やっぱりこの教師の教え方は悪いんじゃないかなあとも思った。僕は、隣の席の子から「モルドバってどこ?」と聞かれたので、地図を拡げてヨーロッパの東の方を指し、ここだよと教えてあげた。

そのうち僕は、トイレか何かでいったん教室を退出した。そして教室に再び戻ってくると、その間にくだんの教師が何か問題発言をしたらしく、女子生徒が抗議の声を上げていた。いったい何を言ったんだろう……と思ううち目が覚めた。05:45。

ドリームブック 夢辞典(改訂増補新版)

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夢の中の「学校」は、人生の学びの場。「窓」は、目の前の状況を超越して、ものごとの真実を見る力。「風」は、変化。「港」は、感情の嵐から守られている場所。ただし感情的な傷が癒えたら、そこを出港しなければいけない。「海」は、感情のエネルギー。「波」は、感情の波。

まとめて解釈してみると、人生という学びの場で真実の感情を見定めることを学ぶ、ってことでしょうね。今の自分は、誰かの感情の波をかぶる場所にはおらず、高い位置からそれを観察している。その誰かの感情は、嵐というほどではないけれど、かなり揺れ動いている。でもいつかその感情の海に出航しなければいけないと。それが誰かは、分かりませんが、何人か心当たりはありますね。あの人かな、この人かなと。

「教師」は、進むべき道を教える人を意味しますが、本当の自分の教師とは、自分自身だったりします。「声」は、気持ちを伝えたり、自分自身を表現すること。つまりその教師は、自分自身を表現していないわけです。むしろ(私語をしている)生徒たちの方が、自分の声を発し、自分自身を表現できている。まあ、教師の方が人間的に未熟だったんでしょうね。教師は、自由気ままに自分を表現している生徒たちにコンプレックスを抱えており、その腹いせなのか、教えるべきことも教えていない。僕は一応、その教師が出した「テスト」=成長のチャンスで高得点を取れたけど、クラス全体のことを考えたら、これじゃあまずいだろうと思っている。うん、これもかなり心当たりがありますねえ。

唯一、分からないのが「モルドバ」。行ったこともないし、あまり興味もない国なんですが、もしかして前前前世@RADWIMPSでは、モルドバ生まれだったんでしょうか。

ちなみにここ数年の夢分析の結果、やはり「初夢はその一年を象徴する」ように感じています。2016年は「邪魔な奴はいるけど成果を手にして自分自身に戻る」と分析しましたが、まさにそういう一年でした。ヒューマンデザインの国際資格という成果は手にしましたけど、受講料やら何やら、いろいろ障壁がありましたからねえ。

となると2017年は「誰かの感情の海に船出する」「自分を表現していない教師から高得点を取るけれど納得しない」のかもしれません。答え合わせは、また来年のお正月に。