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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

「アフォーダンス入門」:環境が生物に提供するもの

アフォーダンス入門――知性はどこに生まれるか (講談社学術文庫 1863)

アフォーダンス入門――知性はどこに生まれるか (講談社学術文庫 1863)

 

生態心理学者・佐々木正人氏の「アフォーダンス入門」を読了。生物と環境は切り離せぬものであり、環境が提供(アフォード Afford)するものを活用することによって生物は進化する……というお話。つまり、地面という環境が提供されたからこそ、歩くという行為が可能となり、4足歩行から2足歩行への進化も可能になったと。

ヒューマンデザインでも『人間は、環境と切り離せない』『自分の目的を果たすには、自分の環境にいる必要がある』『その環境は逆風のように感じるかもしれないが、その困難さと向き合ってこそ、目的に向かって成長できる』としています。そういう観点を持って本書を読むと、なるほどヒューマンデザインが言う環境論も、生物の進化という意味では、ごく当たり前のことなんだなあと。

ヒューマンデザインで、その人の環境を表すのはノード(太陽と月の交点、日食や月食が起きる地点、ドラゴンヘッド・ドラゴンテイルとも言う)ですが、僕の場合、意識的な環境は「運が良いのか悪いのかよく分からない」です。確かに、仕事にしろ人間関係にしろ、なんでこんな目に遭うんだ~と嘆きたくなるような悲運な目に遭う一方、それでも無事にやっていけてるので、結局は運が良いんだろうな~とも思うわけです。

一方、無意識の環境は「腐敗したものを処理し、集団を組織化する」です。これも確かに、周囲の環境には腐敗した人間がちらちらと見えていて、処理したくもなるのですが、こちらはあいにく来年49歳以降が本番ということになっています。それまでは、腐敗処理の準備・準備という感じですね。そしてどちらの環境も、僕自身の目的(インカネーションクロス)を果たすために必要な環境だとされています。

もし、あなたが『どうして自分はこんな厄介な環境にいるのだろう?』と不思議に思うようでしたら、もしかするとそこに、人生の目的と繋がる意味があるかもしれません。

 

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