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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】誰かが「井戸」を汲みに来てくれる

Well in Siena

お盆ですが、引き続きヒューマンデザインの英文テキストを翻訳中です。今、訳しているのは、人間の認知力や記憶力に関する部分。ヒューマンデザインでは、ものの見方や、情報を記憶する方法、その情報を自分から取り出す方法にも個人差があるとしています。

その中で、ある種の人たちは、特定のものごとには焦点を合わさず、視界に入ったものをすべて取り込むそうです。そう聞くと、なんだか記憶力が良さそうですが、自分ではその情報を取り出せず、誰か他の人から訊ねられた場合にしか取り出せないそうです。たとえば海外旅行に行って、観光名所を見ても、そこがどんな景色だったか、自分からは上手く説明出来ない。でも周囲の人から『ハワイどうだった?』と聞かれると、それが説明出来るという。それはある意味、「井戸」のような人だと言うのです。

water

そういった人たちは、あらゆるものを見て、膨大な情報を自分の中に蓄積しています。その深さは、まるで「井戸」のようだと。しかし自分で自分の水=情報を汲み出すことはできない。その代わり、誰か別の人が、まるで「井戸」に水を汲みに来るように現れ、その情報について訊ねてくれるそうです。そういった人たちのために、彼らは膨大な情報を自分の中に蓄積していると。

ただし「井戸」ですから、きれいな水(情報)を蓄えていないと、その水を汲みに来てくれる人はいません。その情報を必要としている人たちも、水を汲みに行く気にはなれないわけです。チャートを見れば、本来は「井戸」的な人なのに、誰も水を汲みに来てくれないとすれば、それはその人の「井戸」が濁っているせいかもしれません。ではその水をきれいにし、「井戸」の水を汲みに来てくれる人と出会うには……というあたりまで導き出せるのが、ヒューマンデザインの面白いところです。

 

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