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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「買い占め」と「転売」

Ntuc super store, Singapore

コロナウイルスの影響で、世界的にマスクやトイレットペーパーが買い占められたり、それを転売して儲けようとする人もいるようです。道徳的に見れば『それは、いかがなものか』と思うのですが、ヒューマンデザイン的に見ると、そういった性質も人間にはあるワケで、この危機的状況で、ネガティヴな形で表れたなあと感じています。

まず「買い占め」についてですが、ヒューマンデザインの36のチャネル(大きな個性)の中には49-19「家族や仲間のために必要な物資を蓄える」という力があります。この個性を備えた人は、身近な人たちのために、衣食住を整え、冷蔵庫を食糧で満たそうとします。それはそれで良くあることですよね。主婦がスーパーに行った時『うちの子、あのお菓子が好きだから買っておこう』『うちの旦那、あのビールが好きだから買っておこう』と思うようなものです。それがポジティヴな表れ方です。

しかしこの力は、あくまで「家族や仲間のため」であって「社会全体」のことは気にしません。そのため、この個性がネガティヴに作用すると『世の中の奴らは困るかもしれないが、俺と家族のためにこれを買い占めておこう』となるわけです。

そしてこの個性には49番ゲート「革命」という要素も見られます。つまり必要なモノが手に入らない時に『パンが無かったらお菓子を食べたらいいのに』などと言われると、人は暴力革命を起こすわけです。また夫婦間で、相手から必要とされていないと分かった時、その人は夫婦間での「革命」=「離婚」を起こすのです。f:id:crystal0207:20200304192604p:plain

ただしこの個性は、あくまで古い人類が持つ個性であり、2027年以降は消えるとも言われています。もしかすると、今現在のような「買い占め」現象も、昔ながらの暴力的な「革命」も、お互いを必要とし合う感情的な「結婚・離婚」も、100年後にはもう無くなっているかもしれませんね。

ただ「転売」となると、これは「家族のために蓄える」わけではなく、状況を利用してお金を稼ごうとするものでしょう。それは、ただ単にお金というエネルギーが欲しいのか、自分さえ良ければ良いというエゴなのか、直観的に優位に立てる瞬間を悟ったからなのか、あるいはその全部なのか……

ちなみにヒューマンデザインの384のライン(細かい個性)の中には、ネガティヴに表れると11.6▼「状況に適応し、戦争の時にでも、他の人たちを犠牲にして利益を得る」個性もあります。これなんぞ、まさに危機的状況に適応して「買い占め」「転売」で儲けようとする人ですよね。

でも実は僕自身、この個性を持っています。いや、もちろん「買い占め」「転売」もしてませんけどね。この個性は、ポジティヴに表れれば11.6▲「なにごとも変化するものだと気づき、どんな状況でも価値あるアイデアに気づく」となります。この厄介な状況からでも、何かしら素晴らしいものや、価値あるものは手に入るはず……という価値観は、たしかに僕自身の中にあります。まあ、その適応能力を悪用してお金儲けをしても、自分の行い=カルマが自分に返ってくるだけですからねえ……

 

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