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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「2027 Grobal Cycles and The Great Mutation」

コロナウイルスの影響で、イベント等が開催できないことを受けて、Jovian Archiveが自習用に、ヒューマンデザインの創始者ラー・ウル・フーの講義動画を2本、YouTubeで無料公開を始めました。そのうちの1本「2027 Global Cycles and The Great Mutation」を、Googleドキュメントで文字起こしし、ざっと翻訳してみました。 

この講義は、2010年(ラーが亡くなる前年)に行われたもので、グローバル・サイクルと呼ばれる時代性についての概説です。ヒューマンデザインでは、地球の歳差運動(約25800年周期)につれて、その時代性が約400年毎に切り替わるとしています。 

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今現在のグローバル・サイクル=時代性のテーマは、1615年から続く「共同体」です。日本で言うなら、大坂夏の陣があった年から始まり、ようやく戦国の動乱も終わり、これからはみんな仲良く協力してやっていこうという時代が続いているわけです。また、アメリカ独立(1776年)やフランス革命(1789年)もこの時代に含まれ、古い父権的な王政が打倒され、民主主義国家が樹立されたのも、この時期からです。まあ、そのあたりは1781年の冥王星発見=人類の宇宙観の進化も関わっているでしょうが。

しかしこのビデオでラーは『私たちは、現代の民主主義は、私たちがより啓発され、気づきを得たからこそ生まれたと思い込んでいます。しかし、それは私たち人類とは何の関係もありません』と述べています。つまり、人間が賢くなったから民主主義が生まれたのではなく「共同体」というグローバル・サイクルの影響力が下りていたからこそ、病院や学校を備えた国家が生まれたのだとしています。

しかしその「共同体」の時代も、もはや終わりに近づいています。「共同体」とは、相手のために何かをすれば、相手も何かを返してくれるという「取引」がテーマです。お金を払えばモノが手に入り、税金を払えば公共サービスが受けられる仕組みです。

このビデオでもラーは『まだ、人類は火星に行けるとか、政府機関は機能し続けると考えている人たちもいるでしょう。しかし背景の周波数が消え失せれば、人類に、そんなことはできないでしょう。あなたがお気に入りの場所で買い物をしたり、食事をするということも出来なくなるでしょう』と予言しています。まさに今、このコロナウイルスの脅威の中で、私たちは、欲しいモノが買えず、行きたいところにも行けない状況に置かれています。そして政府も医学も、この未知のウイルスに対してまだ有効的な手段を模索している段階です。まさに「共同体」が役に立たない時代が来ており、それがもしかしたら、これから先、さらに崩壊していく可能性があるわけです。そしてこのことを、ラーが1990年代から予見していたというのも、興味深いところです。

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そして2027年以降、「共同体」の時代が終わり、「個人的な感情」の時代がやって来ます。2027年以降は、誰かのために一緒に働くという力が消え失せ、他人より自分を優先する時代になると言われています。それは、今までの時代の道徳観からすれば「わがまま」に見えるかもしれません。

だからと言って、恐怖や欲望に駆られて、他の人たちを押しのけて買い占めをして良いワケでもありません。それは『ああすれば生き残れる』『こうすれば儲かる』というマインド(思考)に従ってしまった、Not Selfの為せる業です。それは、不健康な生き方ですし、それはそれで上手くいかないでしょう。

ここで言う「わがまま」とは、健康的な「自分の本当の気持ち」に素直に従うことを意味しています。ただし今の人類は、まだ「自分の本当の気持ち」に気づいておらず、それに気づくのが2027年以降だと言われています。それが、このビデオのタイトルにもある「大いなる突然変異(Great Mutation)」なのです。

2027年以降は、誰もが「自分の本当の気持ち」を優先する時代になり、今までの『アレをやってあげるから、コレをやってくれ』という「共同体」的な「取引」はやりづらくなります。つまりこれからは、政府にも公共機関にも会社にも頼れず、自分でどうにかする時代が来るわけです。今のコロナウイルス騒ぎにしても、政府の対応をどうこう言うよりも、まずは自分でできることをしていった方が良いでしょうね。

それは、依存的な生き方をしている人にとっては、非常に厳しいものになるでしょう。しかし裏を返せば、誰も頼れないのだから、自分で好きにやっていける時代とも言えます。また、組織抜きで、独立した個人個人で支え合うことも可能でしょう。また、そういった厳しい時代にあっても、自分の「ストラテジーと権威」に従って生きることで、人生そのものが守られるはずです。最近のコロナウイルス騒ぎを見ていると、ますますそれを強く感じますね。 

今回、もう1本無料公開されたのが「Change is in Play」。こちらはまだ観ていませんが、そのうちに……

 

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