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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】ジェネレイターを奴隷にする悪魔

Loneliness

今日も、Zoomにてフルリーディングをお伝えしました。本当は今回も、新宿あたりで優雅にお茶飲みつつリーディングの予定だったんですけどねえ…… 

さて今日の方は、仙骨権威の5/1マニフェスティング・ジェネレイターさん。事前にレポートをお渡ししたところ、やはり5番ラインの「周囲から期待される」という性質に、ご納得されていたようです。自分では、仕事をいっぱいいっぱいでこなしているのに、周囲からは『出来るっしょ』と思われるという。5番ラインは、問題解決者ですから、頼まれたら『やらなくちゃ』と思いがちですし、それに失敗すると、周囲から磔にされ、自分でも罪悪感を抱えてしまうという、負のループに入ってしまいます。ですから、自分に出来ないことは断り、出来ることでも70点ぐらいやっておけば良いと思ってほしいのです。90点とか100点の解決は、僕たち6番ラインが引き受けますし、そのようにバックアップする役割の人もいますからご安心ください。

そして今日の方は、人生のメインテーマが14番ゲート「自分のエネルギーを自分のために使う」でした。もうね、このテーマの方にも何度もお会いしているのですが、毎回毎回毎回毎回、同じなんですよ。どの方も、自分のためにエネルギーを使わず、他人のために使ってしまっているんです。だからこそ、他人から自分へ、エネルギーの使い道を変えることが人生のテーマなのですが、ご本人は『えっ、良いんでしょうか……』と怖がってしまう。もちろん、その抵抗はマインドですが、大丈夫ですよ、自分のエネルギーは、わがままに、自分のために使ってくださいとお伝えしました。

実は今、ジェネレイター専門のテキスト(ラーの講義録)を訳しているのですが、ジェネレイターは、大昔で言えば奴隷だったため、今なお『自分には価値が無い』と思い込んでいる部分があるそうです。特に(今日の方もそうでしたが)、ハートが白いジェネレイターは、さらに自己価値が低くなる傾向があります。

その場合、Not Selfのジェネレイターは何をするか? 誰かのために、何かをやって、感謝されたりすることで、自分の価値を上げようとするそうです。『私も、誰かの役に立っている』『私も、何かの役に立てる人間なんだ』と感じて、自己価値を確保するんですね。もちろん、誰かをお世話したり、助けること自体は悪いことではありませんが、それをこじらせると「救世主コンプレックス」に陥るでしょう。

さらに問題なのは、世の中に、そのジェネレイターの奴隷気質を感知して、利用しようとする輩がいることです。『ああ、こいつは俺の奴隷に出来る。俺がやりたくないことをやらせれば、奴隷のように働くだろう』と思って、こき使うわけですよ。と言っても、あからさまにはでなく、あくまで巧妙に『みんなのためだよ』『君も勉強になるよ』『社会奉仕だよ』とか何とか言いくるめて、そのエネルギーを奪うわけです。

実際、今日の方も、過去にそういった人たちと出会い、いいようにこき使われたようです。そこで、すぐに危険な相手を見抜ければ良いのですが、あいにく直観も未定義だったので、ピンとも来ないし、周囲からのプレッシャーにも弱いので、それにも対処しづらく、文句を言うにしても、感情的な揉め事を嫌って、良い子の振りをしてしまうと……まあ、そのあたりは、僕も似たようなデザインですが、やはりジェネレイター特有の自己価値の低さがあるので、気をつけて頂きたいところです。

⇧この記事を書いたのは、もう5年前ですが、いまだにこのBlogの中で、最もアクセス数の多い記事になっています。それだけ世の中には、他人を操る人(マニピュレーター)が多く、その被害者も多いのだと思います。ジェネレイターの皆さんも、もし自分が仕事や人間関係で消耗しているなあと感じたら、誰かに操られていないかどうか、よくよく確かめてください。自分のエネルギーは、自分のために使いましょう。それを嫌がるような相手こそ、マニピュレーターではないでしょうか。 

 

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