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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】『ここさえあれば』を追い求めてしまう

Fighting with Myself over Chocolate

今日も、Zoomにてフルリーディングをお伝えしました。

今日の方は、6/2感情マニフェスティング・ジェネレイターさん。ちょうど今、小惑星キロン・リターン(50歳前後の転機)の7年間にあり、屋根から下りつつある時期ですね。一応、今の仕事が定年になったら、次は何をしようか、勉強しているところだそうです。まあ、そのあたりも、マニジェネとして大事な段階をすっ飛ばさず、感情が落ち着くのを待ったうえで、仙骨の反応を確かめるという御作法が必要になってきます。

さて、ヒューマンデザインでは、その人のエネルギーの流れが、体内でまとまっているのか、それとも分散しているのかを見ることがあります。たとえば下のチャートは、今日の方と同じ、6/2感情マニフェスティング・ジェネレイターである、ジミ・ヘンドリックスのチャートです。

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ジミヘンの場合、生命力+方向性+コミュニケーションというエネルギーのまとまりと、感情+エゴというまとまりが、統合されていません。今日の方も、このような分散型でしたが、その場合、自分の中のエネルギーがまとまりにくく、決断に関しても優柔不断になりやすいと言われています。

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このような分散型の場合、『ここさえあれば良かったのに!』という部分を追い求めてしまいます。ジミヘンで言うと、青線で示した2カ所にエネルギーが流れていれば、体内のエネルギー循環がスムーズになり、決断もし易かったでしょう。

ところが今日の方の場合、『ここさえあれば』が8カ所もあったのです。うーん、多分、僕が今まで見てきた中では一番多いですかね。つまりそれだけ、自分には無い部分を追い求めてしまう可能性があるワケです。実際、今日のリーディングでも、そこをひとつひとつ確認したところ、たしかに『ここさえあれば』に引っ張られた時期もあったようです。自分に無いものを追い求めれば、Not Selfにつながりますから、そこは注意して頂きたいところです。

一応『ここさえあれば』の部分は、それを持った人が現れ、そこを埋めてくれると言われています。今日の方も、実はお子さんが、8カ所の『ここさえあれば』のうち、6箇所を埋めてくれるデザインだそうです。なるほど、確かに現れてますねえ。

だからと言って、それで御本人が安定するとも限りません。たしかに、お子さんと一緒にいる時は、自分のエネルギーの流れがまとまって、本来の自分よりスムーズに決断が下せるでしょう。しかしそれもあくまで、お子さんからの借り物です。お子さんと離れてしまえば、本来の優柔不断な自分に戻ってしまいます。そうなった時に、自分を統合してくれる相手に依存してしまう可能性もあるでしょう。今日の方で言えば、子離れできなくなってしまう可能性もあるのです。

結局、御本人は、優柔不断なデザインで良いのです。そもそも感情権威ですから、ゆっくり時間をかけて決断する必要がありますし、そのために優柔不断な分散型になっているはずです。むしろ、わざわざエネルギーの流れを統合してしまうと、かえって早めに決断してしまい、あまり良い結果は得られないでしょう。スムーズだからと言って、それが御本人のためになるとは限らないのです。

分散型というブレーキが装備されているのに、わざわざそれを取り外したら、アクセルだけで突っ走って事故になってしまいます。自分のデザインの空いている部分は、理由があって、わざと空いているのです。そこを埋めようとはしなくて良いし、埋めたからと言って、なにごとも良くなるとは限りません。『ここさえあれば』を追い求めても、上手くいくとは限らないのです…… 

 

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