NO PLAN NOTE 

ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】射手座月食:静寂と群集心理

Edinample Falls

本日04:12、射手座の月食となりました。今回の月(と地球)の位置を、ヒューマンデザインのホロスコープで見てみると5番ゲート「自分らしいリズムが来るのを待つ」になります。その位置の中でも、今回の月食5.5▲「静寂の中で、自分本来の立ち位置を見いだす」「5.5▼「自分本来の立ち位置を知って幻滅する」となります。ここは良くも悪くも、悟りの境地です。自分らしいリズムに乗ったり、自分らしい立ち位置に着けば、おのずと、ものごとも上手くいきます。何も必死になることは無く、すべてがスムーズになった時『ああ、これが本来の自分なんだ。なんて自然なんだろう』という悟りを得るわけです。しかし逆に、本来の自分を知ったものの、妄想が解けたことから『えっ、これが本当の俺なの? いや違う、俺はもっと……』とか何とか思う場合もあるのです。 

f:id:crystal0207:20200606170322p:plain

ちなみに今回の月食では、その月と地球に対して、ノースノード(ドラゴンヘッド)が手を組む位置にあり15-5「世の中に流れを生み出す」力が下りています。よくスポーツの中継で『今、試合の流れはこちらのチームに来てますね』とか言いますが、そういった勢いのようなものです。自分らしいリズムや流れに乗れば、自然と上手くいくし、自分のリズムに相手を巻き込めば、相手本来のリズムが乱れ、上手くいきません。

さてそのノースノードは15番ゲート「人類愛」にあり15.1▲「相手の極端な個性とも調和を取る」にあります。しかし、このチャネルの影響に引っ張られ過ぎると、それとは逆の「人類憎悪」に引っ張られ15.1▼「あいつは極端な奴だと主張する」に陥ってしまうでしょう。

ヒューマンデザインでは、人類愛と人類憎悪は、表裏一体だとしています。人類愛は『私も風変わりなところはあるし、みんな個性は違うし、人種も思想も文化も宗教も違うけれど、まあそれはそれとして一緒にやっていこうよ』です。しかしそれが裏返ると、人類憎悪になり『あいつらは、俺とは全然違う。あんな奴らさえいなくなれば、人類はもっと良くなるのに』といって、自分とは異なる存在を認めようとはしませんし、自分にも極端な部分があることを見ようとはしません。しかもこのチャネルが不健康に作用すると、世の中に憎悪的な流れを生み出し、世の中の人たち本来のリズムまで乱してしまうわけです。つまりこのチャネルは、群集心理を生み出し、民族的な弾圧や虐殺を生み出したのも、このチャネルだと言われています。

Riot

ちょうど今アメリカでは、黒人死亡事件から大規模な抗議行動へ、そして暴動へと発展しています。その核心にある思想・信条はともかく、まさに今、星の影響に引っ張られ過ぎると、そのように暴徒化する危険性がありますし『あいつらさえいなくなれば』という憎悪に染まってしまう危険もあるので注意しましょう。また今年後半まで、天王星冥王星による61-24「思考的プレッシャー」もかかっていますから、この状況を考え過ぎたり、思い悩んだり、頭でどうにか出来ると思い込むのも注意です。

むしろこういった状況下でも、本当に自分らしい流れにある人は、いつもと変わらずに静寂の中で、スムーズに生きているのではないでしょうか。心穏やかに過ごしたい射手座月食ですね…… 

 

 ・ヒューマンデザインの個人フルリーディングを受けてみませんか?

 ご希望の日時・場所についてのご相談は、

 お気軽にtakeo.ichikawa@gmail.comへご連絡ください。