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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】部族には、突然変異が必要である

Borana Tribe

今日も、Zoomにてフルリーディングをお伝えしました。本来は、都内で対面リーディングの予定でしたが、ここ数日、新型コロナの感染者も増えているようですので、急遽オンラインに切り替えた形です。まあ、仕方ないですねえ。

さて今日の方は、仙骨権威の3/5マニフェスティング・ジェネレイターさん。その人生の目的は「部族=家族や仲間内の伝統的な価値観やルールを突然変異させる」でした。たとえば、女性は結婚したら名字を変えなきゃいけない、というのも伝統的価値観です。そこで『なんで変えなきゃいけないの?』と問い詰めても『いや、昔からそうだから』とか言われる奴です。そういった古いルールは、文化的にも、家庭でも職場でもありますよね。しかし世の中が変化すれば、古いルールも見直しが必要になります。

実際、今日の方も、お勤めしていた社内のルールを特例的に変えたことがあり、しかもそれが上手くいったため、それ以降はその新しいルールが標準になったんだとか。まさに、部族内のルールの突然変異ですね。 

Ik Tribe

しかし今日の方のデザインが面白かったのは、人生の目的は部族なのに、御本人のチャートには、部族的なチャネルが、まったくつながっていなかったことです。御本人がお持ちのチャネルは「突然変異を起こす」「自分のリズムに周囲を巻き込み、場を支配する」「社会や家族より、自分を優先して、好きなことで忙しくする」等、部族より広い社会性のチャネルや、個人優先のチャネルばかりでした。

つまり、部族性が薄いからこそ、部族に乗り込んでも、身内のあれこれを気にせず『えっ、ここのルールっておかしくないですか?』とか言いだし、わがままなほどに場を支配して、ルールを変えてしまうわけです。これ、部族側の人たちからすると『なんか変なよそ者がやって来て、うちの部族が変わってしまった』『あの人が来る前は、うちの部族、こんなんじゃなかったのに』と感じるでしょう。

しかし、部族に必要なのは、そういったよそ者(アウトサイダー)なのです。実際、大昔の村社会でも、近親交配を防ぐため、村にやって来た旅人をセックスでもてなし、村の外にある遺伝子をもらう、という風習があったわけです。それと同じように、新しい要素を入れないと、部族は死に絶えてしまいます。今日の方は、まさにそのような、よそ者として村から村へと渡り歩き(3番ラインですから絆を結んだり断つわけです)、あっちのルールを変え、こっちのルールを変えていくのでしょう。

ある意味それは、傍若無人な生き方にも思えるでしょう。しかしヒューマンデザインでは基本的に「自分らしく生きれば、それを受け容れてくれる人と出会う」と言われています。だとすれば、突然変異を待っている村に入った時、『あなたみたいなよそ者が来てくれるのを待っていたよ』と言われるはずです。部族の方も、ちょっと迷惑に感じるかもしれませんが、結局、変化が必要なことを分かっているのですから。

 

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