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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

エレイン・N・アーロン「ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき HSP気質と恋愛」

ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき―HSP気質と恋愛―

ひといちばい敏感なあなたが人を愛するとき―HSP気質と恋愛―

 

先日も『繊細なデザインとは?』という話題が出ましたが、ちょうどこの年末年始に、HSP(Highly Sensitive Person=非常に感受性の強い人)という概念を提唱した、エレイン・N・アーロン氏の「ひといちばい敏感なあなたが人を愛する時 HSP気質と恋愛」を読んでいました。本書は、病気や障害ではなく、良くも悪くも敏感な性質を持った人たちの人間関係に関する著作です。

HSPは、人類の15%~20%はいるそうです。しかしTwitter上で『ヒューマンデザインのプロジェクターも人類の20%だから、HSPとはプロジェクターのことなんじゃないか』というツイートを見かけたのですが、いやいや、そんな単純なものではないでしょう。それ以外の、ジェネレイターも、マニフェスターも、リフレクターも、敏感になる可能性はありますし、割合が同じだからといって、そのまま当てはまるワケではありません。

実際、僕も、いろいろな方をリーディングしてきましたが、もしかしたらこの方はHSP気質かもしれないな……と感じる方もいらっしゃいました。もちろん、プロジェクターだけでなく、敏感なジェネレイターや、繊細なマニフェスターもいらっしゃいます。すべてが受容体のリフレクターなら尚更です。皆さん、ぱっと見は、何の問題もないように見えるのですが、それまでの人生経験をお聞きすると、感じやすいがために問題を抱えてしまったことがあると。 

ヒューマンデザインでは、未定義の(白い)センターは、相手からエネルギーを受け取り、圧倒され、それに対して過敏になると言われています。しかしそれに対処していくうちに、その過敏さを、繊細な智慧として活かせるのです。これはそのままHSP気質の二面性を表しているのではないでしょうか。

そういう僕自身、本書に載っているHSPセルフテストをしてみたら、22問中15ポイントが当てはまり、まずHSPなんだろうなと。デザイン的にも、白いセンターの方が多いですしね。だからといって、生きづらさは感じていないのは、やはりヒューマンデザインのおかげでしょうか。この HSPという概念、もう少し、学んでみようと思います。 

鈍感な世界に生きる 敏感な人たち

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