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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】都市に見る集合性と部族性

Gathering of the Tribes - 2007 *

今日も、Zoomにてフルリーディングをお伝えしました。

今日の方は、感情権威の5/1ピュア・ジェネレイターさん。部族性のチャネルだけが3本つながっており、個人性と集合体のチャネルは未定義。インカネーションクロスも部族性がテーマ、人生環境もほとんどが部族性、人生のルールも部族性と、僕も滅多に見たことがないほど、部族性に偏ったデザインでした。

部族性とは、顔見知りの家族や仲間内であり『私がこれをやるから、あなたはこれをやってね』と、お互い支え合い、取引をする関係性です。それはそれで良いのですが、反面『自分のことはガマンしてね』と個人性を抑圧する場合もありますし、『世の中は世の中、うちはうち』とより大きな集合体を拒絶する場合もあります。実際、御本人も、御自分が部族性が強いという事実を知った時に、げんなりされたそうです。しかし今までの人生経験をお聞きしても、非常に濃厚な部族的環境で生まれ育ち、そこに引き戻されてはいるものの、これから先、もっと自由な部族を模索したいということでした。

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どちらかと言えば東京は、集合性が強い都市だと思います。もちろん東京も細かく見れば、葛飾区と品川区と八王子市ではそれぞれの部族性がありますし、月島もんじゃ(土手を作る)と浅草もんじゃ(土手は作らない)のようなローカルルールもあります。しかし元々、各地の人たちが集まって出来た都市ですし、それぞれの部族的なローカルルールでは縛りきれず、もっと広範な集合体的ルールや価値観が必要になってくるでしょう。また国際都市として、日本の首都としての意識もあるでしょうし『国際的にはこうだから、東京もこうしよう』という集合性も強いようにも思います。そういう意味では、東京が意識しているのは、ニューヨークやパリなんですよね。

先日、関西からリーディングにいらした方も『東京では同調圧力を感じる』と仰っていましたが、たしかに東京では、ほとんどの人がマスクをきっちり付けています。それも『コロナ渦は国際的な問題であり、人類的な問題なのだから、しっかり取り組みましょう』という、集合体的な意識であり、集合体的な同調圧力なのだと思います。

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それに対して大阪や京都も、西日本の人たちが集まる集合体として機能しているでしょうし、部族的なローカルルールや同調圧力もあるでしょう。大阪で言うなら串カツの2度付け禁止ルールとか、京都で言うなら一見さんお断り、のように、関東で生まれ育った僕が足を踏み入れた時に『あっ、この土地ではそうなんだ』と感じる部分ですね。

さらに大阪と言ってもひとくくりは出来ず、梅田と京橋と難波は違うのでしょうし、尼崎や岸和田とも違うでしょう。京都で言うなら、祇園と伏見と宇治も違うのでしょう。それぞれ小さな部族が集まって、より大きな部族になったり、徐々に部族性が薄まって集合体寄りになったりと、さまざまな都市形態になっているかと思います。

恐らくそういった、部族寄りの都市か、集合体寄りの都市かで、自分個人と合う合わないという感覚もあるでしょう。それは「良い」「悪い」で判断するものではありませんが、僕の場合は部族性が薄く、集合性が強いせいか、東京の方が心地良く感じます。でも京都の、外部の人間を放って置いてくれる冷たい部族性も、孤独になりたがる2番ラインとしては快適なんですよね。

そのように、自分が住んでいる街は、部族的なのか集合体寄りなのか、そして自分に向いている街はどっち寄りなのか、探求してみるのも面白いと思いますよ。

 

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