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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】勉強会:神話を観察し、神話を生きる

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今日は、ヒューマンデザイン仲間と、初めてオンライン勉強会を開催してみました。昨年から特別講義、基礎講座LYDを手放し、だいぶ時間的にも余裕が出来てきたので、今年からは僕自身のエゴが反応した方だけと一緒に、お互いの知見や気づきを共有していこうと思いまして。もちろん、一般的な募集はしませんので、あしからず。

そんな初回の今日は、インカネーションクロス(人生の目的)の話題が多かったですね。インカネーションクロスとは、決して楽しいものではありませんし、むしろ本人のマインド(思考)的には、やりたくないような運命です。言うなれば、この人間世界での神話的物語上の役割ですし、それが素敵な配役だとは限りません。困難をくぐり抜けて勝利する英雄的な役割かもしれませんし、その英雄に倒される仇役として生まれてくる人もいます。

特に、人類の約65%を占めるライトアングルは、自分自身の運命に夢中で、自分のやったことでカルマ(業)を生み出し、それに対処しなければならないと言われています。ある意味、人生でしくじり、自分がやったことの結果に向き合うことになるでしょう。それは、不健康(Not Self)に生きた結果しくじったり、本来の自分(True Self)として生きたとしても、しくじる場合もあります。なぜなら、生まれ持った物語上の役割が、そもそも失敗するような役柄だった場合、自分らしく生きた結果、失敗してしまうからです。

The visit of the Queen of Sheba to King Solomon

たとえばもしあなたが「愚かな王様」という役割のライトアングルに生まれていたら、自分らしく生きた結果「愚かな王様」として人生をしくじるでしょう。側室をはべらかし、奴隷をこき使い、大臣の言うことを聞かず、好き放題やってカルマを生み出し、それによって人々がその国を逃げ出し、国が滅んでいくわけです。

もちろん、人生でしくじっても、それはあくまで神話的運命の1シーンに過ぎません。しくじったことで目を覚まし、滅びかけた国をイチから再興することで、カルマに対処していけるかもしれません。まあ、自分が生み出したカルマに向き合えず、自分の運命を嘆いて自殺し、自分の物語に幕を下ろすことも可能ですが……

そしてその神話的な物語では、同時並行的に、また別の人を主人公とした物語が進行しています。王様にはべっていた側室同士が権力争いに興じたり、こき使われていた奴隷が自由の地を求めて旅だったり、大臣と隣国の王様が手を組んだり、国を去った将軍が自分の王国を打ち立てたりと、さまざまな物語が絡み合い、進行しています。

そのように、自分と他人の物語を客観的に観察するのも、ヒューマンデザイン的には大切なことだと思います。相手の物語には立ち入らない。その人生は間違っているように見えても、間違うように生まれてきたならそれで良いと。ただ、そのとばっちりを受けないよう、距離を取って観察し、自分自身の物語を生きることが大切だと思うのです。まあこれは、ライトアングルの運命を観察し、それを宣伝すると言われている、レフトアングル的な感覚ですかね?

 

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