今日も、オンライン勉強会でした。メンバーは前回と異なりますが、お題は同じくパートナーシップ。今回も、ご家族のチャートを出してあれこれ話し合いました。
基本的にヒューマンデザインでは「人は、遺伝子的に、自分とは異なるものに惹かれる」としています。遺伝子が、自分には無いものを求め、自分とは違うタイプの人を求め、より強い子孫を残そうとするわけです。しかし遺伝子に引っ張られなければ、むしろ同じタイプ同士で惹かれ合うそうです。もっとも、まだまだ異なるタイプに惹かれる人が多く、同じタイプ同士で惹かれ合う時代は先かもしれないと。
そんな今日の勉強会では、同じプロジェクター同士のカップルのチャートが出されました。男性は6/2、女性は5/1、同じレフトアングル同士で気が合うはずですし、2番ラインと5番ラインは調和する数字なので、2人の間に「架け橋」もかかっています。さらに2人とも、お互いのチャネルを押しつけ合ってもイライラしないという、これどう考えても上手くいくでしょ?という組み合わせでした。
ところがお話を伺ってみると、実際のお付き合いでは、上手く行かなかったと。まあ、教科書的な分析では上手くいくように見えても、必ずしもその2人が上手くいくという保証もないわけです。恐らくは、お互いが不健康(Not Self)な状態にあり、本来なら上手くいく関係も、ぎくしゃくしてしまったのかもしれませんね。
それとは対照的に、3/5ジェネレイター(男性)と4/6プロジェクター(女性)のカップルのチャートも出されました。まずタイプが違いますが、一応、3番ラインと6番ラインが調和するため「架け橋」はかかっています。しかし男性が3本のチャネルを押しつけ、女性はその3本に対してイライラするのに対し、男性側はイライラする部分がまったく無いという、一方的な関係でした。これ当然、女性側はストレスが溜まるでしょう……と思いきや、そうでもないと。そのあたりは、仕方ないからと、良い意味であきらめている(Surrender)そうです。
この2つの例からすると、結局、デザイン的な相性がどうであろうと、健康的(True Self)な人たちの人間関係は上手くいくし、不健康(Not Self)な人の人間関係は上手くいかないということです。ですから、人間関係が上手くいかない場合は『相手が悪い』『相手のせいだ』と思い込むのではなく、まず自分自身が、自分らしく生きているかどうか、ストラテジーと権威を実践しているかどうかを疑った方が良いでしょうね。
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