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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】蠍座月食:お金のためならなんでもする、犯罪に走る

本日5月16日13:14、蠍座月食となりました。今回の月食は、個人性チャネルが3本つながるという、なかなか強烈な配置になっております。その影響(星からの条件付け)に引っ張られ過ぎたり、イライラしてしまうと、本来の自分からかけ離れてしまうので、注意したいところです。

まず肝心の月と地球は14番ゲート「自分のエネルギーを使うスキル」にあります。ここは、自分個人のエネルギーやお金を使う位置であり、非常に気前が良いゲートです。実際、細かいラインレベルで見ても14.1「お金がすべてではない」という位置に入っています。ここは、自分のエネルギーにしろ、お金にしろ、独特な使い方をするため、周囲からすれば『えっ、そんなに気前が良いんですか?』と思われるくらいです。でもその人の中では「お金がすべてではない」し、自分が正しく使ったお金は、回り回ってまた返ってくるという信頼があるのでしょう。ある意味「金は天下の回り物」的な位置ですし、わらしべ長者的な位置とも言えます。

しかしそのデトリメント▼面は、真逆に14.1▼「お金のためならなんでもする」です。お金を得るためなら、嫌な労働もするし、手段は選ばないし、非常にケチにもなるのです。

そしてチャネルの反対側には、天王星が入っていますが、これがまたデトリメント面▼に偏っていて2.3▼「自分が使ったエネルギーが回り回って返ってくるのを待ちきれない(信頼できない)」にあります。つまり、このチャネルに影響されすぎると『今ここで私のお金を使ってしまったら、二度と返ってこないから、誰にも/何にも使わないぞ』『自分のお金を守るためだったら、なんでもやるぞ』というケチな方向に向かってしまうでしょう。しかしそれでは個人性の突然変異には至らないし、正しい人生には方向転換できないでしょう。そういう意味では、自分のエネルギーやお金を何に使うのか、見つめ直したい月食とも言えますね。

一方、金星と木星も手を組む位置にあり25-51「通過儀礼=イニシエーション=一番最初に虚空に飛び込む勇気」というチャネルを形成しています。ここはヒューマンデザインを学んでいる方でも誤解されている方が多いのですが、一番(Top)になりたいのではありません。一番最初(First)になりたいのです。先も見えない真っ暗な虚空を前にして、他の誰もが尻込みしている中『じゃあ私が行くよ!』『どうぞどうぞ』(R.I.P 竜ちゃん)とばかりに飛び込んで行く勇気を表しているチャネルなのです。しかしそれは他人と競争するのではなく、自分自身と競争しているのです。『私はこの虚空に飛び込めるだろうか?』『先の見えない人生へ飛び込んで行けるだろうか?』という勇気なんですね。

そして木星25.3「失敗やショックに耐える魂の力」にありますが、その裏面は25.3「不運によって無垢さが失われると、最悪の場合、自殺や犯罪に走る」です。そして金星もデトリメント面▼に入っており51.1▼「覚醒のショックを受けた後、感情的に撤退する」にあります。

もしかするとこの影響を受け過ぎて、ショックなことに耐えきれず、引き籠もったり、ヤケになって自殺や犯罪に走る可能性もあるわけです。特にここで言う「ショック」とは、本来の自分を知るショックです。たとえば自分のことを過大に評価していたナルシスト的な人が、本当は自分はそれほど素晴らしい人間ではなかったとか、みんなから愛されていなかったという真実を知ったら、それに耐えられないかもしれませんよね。

 

まあ、どちらのチャネルも、かなりネガティヴな影響力を持っていますが、健康的に生きている人なら、それをスルーして、本来の自分でいられるはずです。あるいはちょっとだけその力を借りて、自分の人生の方向性を変えたり、見えない虚空に飛び込んで行き飛躍できれば良いんですけどね……

 

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