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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】「The Stoly Lines」を訳しました

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ヒューマンデザインの創始者ラー・ウル・フーの2010年2月の講義録「The Story Line」を翻訳しました。この英文テキストは、ヒューマンデザインに入門した頃に知り合いさんから譲っていただいたのですが、内容が上級者向けだったので、何年も放置したままでした。他のテキストを先に訳して、ようやくこの内容も分かるようになったので、手を着けてみたと。

本書のテーマは、バリアブル=アドバンス・チャートに表示される4つの矢印のうち、下段の2つ、「環境」と「観点」の組み合わせです。自分がいるべき正しい「環境」にいれば、自分が見るべき正しい「観点」でものごとを見るようになります。しかし「観点」にはマインド(思考)が関わっているため、違うものに「よそ見(転移)」もします。そしてこの2つの矢印の向きの組み合わせ……「左/左」「左/右」「右/左」「右/右」が、その人の人生環境での過ごし方を表しているそうです。

しかし実際に訳してみると、その4つの組み合わせについて具体的に話している部分は非常に少なく、他の講義録でも聞いたことがある、一般的なバリアブルや転移の話ばかりでした。これ、ラーの講義録の中でも、ダメな奴ですね。晩年のラーの講義の中には、内容を薄めて引き延ばしたようなものも多いのですが、まさにそれ。こういう薄めた講義でお金を稼ぎ始めたから、本来は84年(天王星サイクル)生きるはずの生命形態なのに、バチが当たって63歳で死んじゃったんじゃないですかねえ(^_^;)

ただ、少ない具体例の中から情報を拾ってみると……

「左/左」=自分がやっていることが重要である。

この組み合わせは、活動的な環境にいて、焦点を合わせる人たちです。身体も動かしますまし、頭も目も動かします。そしてこの「左/左」の人が農業をやっているとしたら、周囲の人たちから『あの人は農家さんよね』と言われます。自分がやっていることが、その人を識別するものになるわけです。ですから「左/左」の人たちは、何をやるかが非常に重要です。つまらない仕事をやっていたら、周囲から『あの人はつまらない仕事をやっている人だよね』と識別されてしまうからです。

「左/右」=あまり考える必要がないことをやる。

この組み合わせの人たちは、活動的な環境にいながらも、焦点は合わせません。つまり身体は動かすけれど、頭はぼーっとしているようなものです。そういう作業ってありますよね。自動操縦的な反復作業や、あまり考えずにやれるような単純作業や、身体が勝手に動いて頭は使わなくていいことをやるわけです。ラー自身もこの「左/右」でしたが、彼にとってのパソコン作業は、指は忙しく動かすけれど、やることはだいたい決まっていたので、さほど頭は使わなくて良かったそうです。

「右/左」=あまり活動する必要がないことをやる。

僕はこれです。この人たちは「左/右」とは逆に、リラックスした環境にいて、焦点を合わせます。肉体はぼーっとしているけれど、頭は働いているわけです。僕自身にとってのパソコン作業=レポート作りは、じっと座って肉体は活動していませんが、頭や目は忙しいですね。毎回違う人のチャートを分析しますから、毎回考える必要があります。同じパソコン作業でも「左/右」のラーとは違うわけです。リーディング中も、ホテルのラウンジ等でリラックスしつつ、目だけはお客様のレポートやチャートをしっかり見ていますから、やはりそういった活動が合っているのでしょう。

「右/右」=自分がやっていることは重要ではない。

「右/右」の人たちは、リラックスした環境で活動せず、目も頭も働かせません。ある意味、心身共にぼーっとして、やって来た人生を受け容れます。非常に受け身的な人たちです。そのため「左/左」の人たちとは逆に、その人たちがやっていることは、重要ではありません。その人のところにやって来たもの、その人が受け容れたものが重要になるのです。そのため「右/右」の人たちは、やっていることで識別はされず、『あの人はあれを受け容れたのね』と、受容したもので識別されることになります。

 

とまあ、簡単に4つの組み合わせの特徴を書き出してみましたが、皆さんも自分のチャートの4つの矢印のうち、下段の2つの向きを見て、自分がどれなのか、確認してみてください。そこから、より細かい個別の「環境」と「観点」を知れば、さらに明確に、自分の人生のストーリーラインが分かるかと思います。

 

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