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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】勉強会:チャネルの誤解、インテグレーション、プロジェクターの痛々しさ

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※2022年9月9日~13日 神戸・京都で対面リーディングを募集中です。

今日は、毎月恒例のオンライン勉強会でした。今日は、36種類のチャネル(そして64種類のゲート)の話題がメインでしたが、このチャネルとゲートについては、2018年から例のなんちゃらカードが出回ったおかげで、ヒューマンデザインの中でも最もポピュラーになった反面、最も誤解されている部分だなあと感じています。チャネルは必殺技ではないし、誰かと必ずつながるものでもないし、発揮されていなくてもそれはそれで問題はありません。また同じチャネルがつながっていても、そこに入っている惑星や、ライン同士のつながり方や、意識・無意識によって表れ方が違いますし、本人の感じ方も違うはずです。たとえ同じチャネルでも、細かく見ると一人一人違いますし、自分のチャネルの独特さも見ていきましょうというお話でした。

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また、今日はインテグレーション・チャネルの話題も多かったですね。このチャネルは、他人のことは気にせず、他人のお世話もしません。『自分のことは自分でやるもんだろ。それが出来なくちゃ生き残れないけど、まあ、他の奴らが生き残れなくても、俺には関係ないね』という感じです。ある意味、非常に冷たいのがインテグレーションです。

しかしこのチャネルの根っこにある34番ゲート「フルパワー」は、公共のために使うと一番良いと言われています。たしかにジャイアン的な力ですが、自分勝手なだけではありません。なにしろパワフルな働き者ですから『俺は誰が何と言おうと市役所の仕事がしたいんだ』という意気込みでバリバリ働いてもらうと、世の中のためにもなるわけです。これから2027年に向けて共同体が機能しなくなる時代においては、是非このインテグレーションの人たちに、公共インフラを支えていただければと思います。

このBlogでもよく話題に出る20-34「好きなことで忙しくするほど魅力的に見えるカリスマ」チャネルも、理想を言えば、公共の仕事に就いていただきたいチャネルです。しかし創始者ラーに言わせれば、このチャネルを正しく活かしている人は少なく、大概はその不健康なパターンである「どうでもいいことで忙しくなっている」「1日6時間も掃除をしているような人たち」と評しています。

そしてここは、他人の言うことには耳を貸さないチャネルでもありますが、それでも導きが必要になってきます。もちろん『ああしろ、こうしろ』なんてアドバイスは聞きませんから、あくまでも「カリスマ」側から招待された場合に『それは止めた方が良いよ』と伝えることが大切です。そうすると「カリスマ」も『じゃあ私はどうしよう』と自分自身で決めるはず。その決定権を奪わないことが大切ですね。

またこのインテグレーションには34-57「直感的に危険を察知して反応して飛び退く」というチャネルもあります。このチャネルの持ち主は、事故や災害、事件や病気などに遭っても、そういった危機を生き残り『あの時はヤバかったな~(笑)』と、それを笑い飛ばせるたくましさがあります。この「笑い飛ばす」までがワンセットなんですね。

そこで今日参加された方から『では34-57チャネルを持っている人は、必ず事故や災害に遭うんでしょうか?』とも聞かれましたが、そうとも言い切れません。直感的にそういった危機を全部回避していれば、事故や事件にも遭わないで済むでしょう。全然危機に遭わないか、遭ったとしても切り抜けるか、のどちらかでしょうね。

インテグレーションには他にも57-10「直感的に自分らしい正しい振る舞いをする」というチャネルもあります。このチャネルには「易経」で言うところの『自分らしく踏み進んでいけば、たとえ眠っている虎のシッポを踏みつけても噛まれずに済む』という10番ゲート「自分らしい振る舞い・踏み進む」が含まれていますが、たとえどんな奇妙な振る舞いをしていても、それがその人本来の行動であれば、咎められることはないわけです。

とは言え、やはり個人性の振る舞いは奇妙ですから、周囲から『そういう振る舞い方は良くないんじゃないか』とか言われるわけです。それでも自分らしい振る舞いを貫けるかどうかが肝心なのです。ですからこの10番ゲート「踏み進む」を持った人の中には、いわゆるLGBTQ、性的マイノリティの人たちがよく見られるとも言われています。実際、今日の勉強会に参加された方の中でも『ゲイの友人がそのゲートを持っている』と仰っていましたが、それが正しい振る舞いなら、貫くしかないわけです。

僕自身は異性愛者なので、リーディングの際もつい自分基準で、女性の方に『彼氏はいますか?』とか、男性の方に『彼女はいますか?』と聞いてしまうのですが、本当はそのお客様も性的マイノリティかもしれませんから、気をつけなくちゃいけませんよね。おおまかに『パートナーの方はいらっしゃいますか?』と聞く方が、本当は良いんでしょうね。

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他にもインテグレーションには20-10「今の自分を語って、相手を覚醒させる」というチャネルがあります。しかしここはプロジェクター的なチャネルなので、あくまで『あなたのことを話してください』と招待されてから話すことが重要です。そうすると、話を聞いた相手が感心して、目を見開いて覚醒すると。しかし逆に、聞かれてもいないのに自分のことをベラベラ話すと、相手から『この人ウザいなあ』『痛い人だなあ』と思われ、相手は退屈して眠ってしまう(覚醒の逆)と言われています。

実際、今日参加してくださったプロジェクターさんのお母様がこのチャネルをお持ちだそうで、たしかにいろいろ話すし、面倒に感じると。でもね、それが招待されずに自分から話しているプロジェクターの痛々しさなんですよ、とお伝えしたら、プロジェクターさんご本人も、とても苦い表情をされてましたね(^_^;) そういった痛々しさを与えないためにも、是非プロジェクターの皆さんは「招待されてから」という御作法を守っていただければと思います。

 

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