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ヒューマンデザイン・アナリスト 市川丈夫のBlog

【ヒューマンデザイン】勉強会:自分軸チャネル、座って集中、毒親とアダルト・チルドレン

※2022年9月9日~13日 神戸・京都で対面リーディングを募集中です。

今日も、オンラインでの月例勉強会でした。

今日の話題は、まずセンタリング回路から。センタリング(Centering)という言葉自体、なかなか日本語にしにくいのですが、僕個人としては「中心軸が定まる」「自分軸が定まる」という訳し方をしています。このチャネルは他のチャネルにも波及し、たとえ集合体や部族寄りのデザインであっても、このチャネルがつながっていると個人性寄り(自分中心)になると言われています。僕自身、人生のメインテーマは広い集合体ですが、このチャネルがつながっているので、個人性寄りになっているんでしょうね。

10-34「自分の信念に従う」チャネルがつながっていると、自分の仙骨が、自分らしい振る舞いに反応します。その振る舞いは非常に独特で、他人から見れば『そんな振る舞いは止めなさい』と叱られるようなレベルです。しかしこのチャネルがつながっていると、もう自分軸が定まっていますから、他人からの影響は受け付けません。ある意味、非常にこだわりが強く、頑固になる場合もあります。しかしそれくらい独特な自分の振る舞いを貫けるかどうかが鍵になってくるわけです。

また、その独特の振る舞いが他のチャネルにも波及しますから、今日ご参加された方の中にも、このチャネルと18-58「論理的にスキルを磨く」チャネルのお持ちの方がいましたが、実際スキルの磨き方も独特になっているそうです。そのように他の回路のチャネルにも、個人性の独特さが波及するわけですね。

センタリング回路のもう1本のチャネルは51-25「目に見えない精神世界に飛び込んで行く通過儀礼チャネルです。これは僕もつながっていますし、これが僕の中心軸になっています。目に見えない精神世界は、気軽に入門できるものではありません。目に見えない精神世界の方から、その道を進む覚悟や勇気があるかどうか試す、通過儀礼=入門儀式という形で招待されます。その道はお先真っ暗な虚空(Void)ですが、その闇の中に命綱無しで飛び込んで行く勇気を示すチャネルなのです。

よく、ネガティヴな事件(離婚、病気、災害、借金等々)をきっかけにして霊的(スピリチュアル)な道に入っていく人がいますが、それもひとつの通過儀礼です。そのショックを乗り越える力があれば、精神世界に踏み入っていけるわけです。僕もヒューマンデザインに入門する前に、仕事が上手くいかなくなり(一緒に仕事をしている人たちが病気になったり、失踪したり)、これはいったい何事だ、もしかして目に見えない力が働いているのだろうか……と気づいたところからこの世界に入りました。まあ、そのような目に見えない力に対処しながら道を進んでいく力が、他のチャネルにも波及しているんでしょうね。

そして今日の後半は、集合体の論理性チャネルの話になりました。集合体のキーワードは「共有(シェア)」であり、自分の知識や経験を、見知らぬ人たちにグローバルに広げていく性質があります。InstagrqmやTwitterTikTokなど、誰でも見られるSNSに情報をアップするのは、まさに集合体です。逆に言えば、集合体の要素が薄いデザインの人たちは、そのようにSNSを活用するのは苦手でしょう。

その集合体の中でも、論理性回路は「1+1=2」のような、絶対唯一の答えを求める性質です。上の図は、論理性チャネルだけをつなげた図ですが、太陽神経叢とハート・センターは定義されていません。そう、論理性には感情もエゴもいらないのです。感情は『今日の気分は1+1=3だわ』とか言い出すし、エゴは『俺にとっては1+1=4だ』とか言い出すし、それじゃあ困るわけです。そのような感情やエゴを排して、あくまでも冷静かつクールに正しい答えを求めていくのが論理性です。

ただし論理性は、あくまで集合体に向けるものであり、個人に向けるものではありません。たとえば論理性の人は、練り歯磨きのチューブを後ろからきちっと出して使います。その方が合理的ですからね。しかし個人性の人は、そんなことは気にせず、適当なところからチューブを絞るわけです。そこで論理性の人が『そういう出し方は良くない!』と相手を責めると問題になります。あくまでも集合体の解決策として、誰でも等しく歯磨きペーストが出せる、ポンプ式のボトルを開発すればいいのです。

そんな論理性の根っこにあるフォーマット・チャネルは52-9「じっと座って集中する」チャネルです。これが論理性を形作る(フォーマットする)チャネルですので、どの論理性チャネルであっても基本的に、じっと座って集中するものになります。まあ、勉強や仕事に集中すれば良いですが、焦点が定まっていないと、カウチポテト的にゲームにはまったり、ずーっとパチンコをし続けるかもしれませんね。

また、集中するというのは、シングルタスクも意味します。複数のことを同時に行うマルチタスクではありません。そりゃそうですよね。論理的なお医者さんが、税金の計算をしながら心臓手術するわけにはいきません。そこも論理的に、優先順位を定めてひとつずつ取り組んでいくことになるでしょう。

さらに論理性には58-18「社会的な間違いを訂正する」チャネルもあります。このチャネルを持っている人は間違いに気づきやすく、間違いを直すことに悦びを感じます。しかし58番ゲート「悦び」が不健康になると、「悦び」が欲しいがために個人を訂正してしまいます。わかりやすい例では「毒親」です。子供に対して『どうしてお母さんの言うことが聞けないの? あなたのためを思って言っているのよ』とか言うのですが、それは実は、自分が「悦び」を得たいがためなのです。また、その反対側にある18番ゲート「訂正」は、毒親からああだこうだと「訂正」されたアダルト・チルドレン的なゲートでもあります。ここも悪くすると、自分個人にその完璧主義を向けてしまい『私はここがダメだ、あそこもダメだ』と自己嫌悪や劣等感に染まってしまうでしょう。

ここもあくまで『どうか訂正してください』という招待を受けた上で、間違いを直すことが大切です。しかし論理性は疑り深いので、たとえ正しく招待を受けてから訂正しても『本当にこれは間違っているんですか?』『このままで正しいんじゃないですか?』と反論されてしまうそうです。そのため、絶対唯一の答えが出るまでは、何度も何度も検証が必要になってくるのが、このチャネルの大変なところですね。

 

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